【ゲーム業界】オリジナルゲームNFT、大人気ゲームNFT化権取得…NFT活用事例まとめ
NFT(Non Fungible Token)を企業活動に活用する事例が増えてきています。「自社はまだまだ(検討にすら入っていないよ)」といった企業でも、今の段階から社内での情報共有はしておくべきだと思いませんか?
今回はゲーム業界のNFT活用例をまとめてご紹介していきます。
ぷよぷよ作者 新ゲーム制作でNFT参入
株式会社フォーイットと資本業務提携を締結したメディアエクイティ株式会社(以下「メディアエクイティ社」)は、クリエイターエコノミーの活性化を目的に、90年代にて一世を風靡した落ちものパズルゲーム「ぷよぷよ」を手掛けた仁井谷正充のゲーム「にょきにょき」シリーズ第一弾の全キャラクター6体・6パターンの計36個のNFTを販売することを発表しました。
4月25日(月)21:00から全7回に分けてオークションを開始します。
販売されるNFTは、仁井谷正充氏のゲーム業界への復帰作となった2016年11月に配信の『にょきにょき』シリーズの第1作のキャラクター。
この取り組みによって、インフルエンサーの収益化サポートはもちろん、NFT技術により、ファンにとってもインフルエンサーに対する応援が資産形成に繋がるとみられます。
また、購入者は任意のニックネームとTwitterリンクを保有者欄に設定することで所有権証明ができるため、ファン同士のコミュニケーション活性化にも繋げることができるでしょう。
スマホゲームアプリよりNFT派生 デジタルトレーディングカード化へ
株式会社サイバード(以下「サイバード」)は、NFTを活用したデジタルグッズの展開を開始を発表しました。
第1弾として、2022年に6周年を迎えるスマートフォン向け魔法パズルアドベンチャーゲーム 『マジカルデイズ The Brats' Parade』のデジタルトレーディングカード を、NFTマーケットプレイス「FanTop」にて2022年5月13日(金)12時 より販売を開始します。
さらに、販売開始を記念し、登録するだけで、人気キャラクター「レオン」の★3トレーディングカードが無料で貰える事前登録キャンペーンを4月22日(金)12時より開始しました。
購入したトレーディングカードは、「FanTop」内にていつでも閲覧でき、「FanTop」専用アプリを使うと自分の3Dルームの中にカードを飾る事や、AR機能でいつでも写真撮影ができる仕様。友人へのプレゼントや二次流通も可能となっています。
また、今回販売するトレーディングカードは3種類のBOXに分かれており、1BOXを購入すると複数の入手アイテムの中から6枚のカードがランダムで当たるシステム。レアリティは★2、★3、★4の計3種類です。
★4カードを所持している方には、後日所持しているカードが覚醒した★5カードの限定販売を案内。
応募のあった方の中から抽選で当たった人のみが購入できる限定★5カードなので注目ですね。
1000万人超プレイ大人気ゲームのNFT化権を取得
株式会社HashPalette(以下HashPalette)のブロックチェーンゲームスタジオ部門である「HashGames」は、サンシャイン牧場のNFT化権を取得し、国内初のファーミング型ブロックチェーンゲームをリリースすることを発表しました。
「サンシャイン牧場」は2009年にRekoo Japan株式会社によりmixi上で1,000万人超がプレイしたゲーム。
プレイヤーが自分の牧場で農作物や家畜を育てて牧場を成長させることができます。
今回、HashPaletteが「サンシャイン牧場」のNFT化権を取得し、ブロックチェーンゲームとしてサービス展開予定です。
NFT版「サンシャイン牧場」は、ゲーム内で農作物、家畜やそれらを育てる土地などのNFTを保有し、自身の牧場を管理することでトークンを稼ぐことができるPlay to Earn型のゲームであり、プレイヤー同士で育てた農作物や家畜の生産物を交換することで牧場を更に発展・効率化させることができる仕様を予定。
なお、ゲーム内で使用できるNFTの販売はHashPaletteのNFTマーケットプレイス「PLT Place」において行われる予定です。
その他ゲームリリースやNFTの販売などの最新情報については、HashPalette公式Twitterにて発信していきます。
日本最大手ゲーム会社スクウェア・エニックス「The Sandbox」と提携
2022年3月、国内大手ゲームメーカーの株式会社スクウェア・エニックス(以下、スクエニ)は1日、ブロックチェーン・NFTゲーム「The Sandbox」と提携し、ゲームIPをメタバースに導入することを発表しました。
スクエニはすでにザ・サンドボックスで仮想土地であるLANDを購入しており、
これからはRPGゲーム「Dungeon Siege」のインタラクティブな体験をランドを通して展開していくということ。
また「The Sandbox」に対応した「Dungeon Siege」のキャラクターやアセットを作り、ユーザーに提供する予定です。
「Dungeon Siege」は2002年〜2011年の間発売されたゲームで、これまで170万部の売り上げを記録。
スクエニの松田洋祐社長のコメントによると、ブロックチェーンゲームなど「分散型ゲーム」も、同社のポートフォリオに取り込んでいきたいと述べていました。
「The Sandbox」への参入でブロックチェーンゲーム・メタバース事業を本格的に進めることになる様子です。
また、スクエニでは2021年10月にLINEよりNFTデジタルシール「資産性ミリオンアーサー」をリリース。
今後の動向にも注目です。
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