【NFT活用事例】世界初!ベルギープロサッカークラブがP2Eゲームギルドへ参戦
NFT(Non Fungible Token)を企業活動に活用する事例が増えてきています。「自社はまだまだ(検討にすら入っていないよ)」といった企業でも、今の段階から社内での情報共有はしておくべきだと思いませんか?
今回はスポーツ業界におけるNFT活用事例をご紹介していきます。
【世界初】プロサッカークラブ、P2Eゲームに投資
シンガポールを拠点にグローバルでGameFiプラットフォーム事業を展開するDigital Entertainment Asset Pte. Ltd. (以下、DEA)は、ACAフットボール・パートナーズ(以下、ACAFP)傘下のベルギーサッカー・プロリーグ2部に所属するKMSKダインゼを運営するDeinze Football Club NV(以下、KMSKダインゼ)と戦略的パートナーシップを締結したことを発表しました。
KMSKダインゼは、DEA社が運営するゲームプラットフォーム「PlayMining」上のデジタル資産・ゲームアイテムのNFTをクラブスポンサーの投資資金を活用して購入し、ゲーミングギルド(※1)としてDEA社のPlay to Earnゲーム(※2)に参画する計画。
※1 ゲーミングギルドとは
Play to EarnゲームのNFTに投資し、組織的にプレイすることでゲームから収益を上げる団体のこと
東南アジアを中心に急速に数を拡大しており、新たな雇用創出の手段として注目を集めている
※2 Play to Earnゲームとは
「P2Eゲーム」とも訳されるブロックチェーン技術を活用したゲーム
「Play to Earn」=「遊んで稼ぐ」という意味で、ゲーム内アイテムにNFTを活用したり、ゲームで得られる通貨に仮想通貨を使うなど、遊びながら実際に稼げる仕組みができているゲームのこと
これまでのゲームは、娯楽として楽しむことがメインでしたが、ブロックチェーン技術により、ゲームと仮想通貨を組み合わせが可能となり、ゲームをプレイしてお金を稼ぐ仕組みが誕生しました。
これによって、KMSKダインゼは、新しいスポンサー収益、ギルド事業収益を上げることができ、DEA社はKMSKダインゼとともに、ヨーロッパ地域でのゲームプロダクトと独自トークンDEAPcoin(以下、DEP)の認知向上を図る方針です。
ギルド事業はゲームを通じた雇用創出というESGの側面を持つため、クラブスポンサーにとってもESG投資として魅力ある取り組み。
また、Play to Earnゲームにより報酬を獲得したサポーターはその資金をクラブ関連の消費に回すことが期待されており、スポーツクラブ経済圏の活性化にも繋がる可能性がある見られています。
DEA社はKMSKダインゼの来季スポンサーを予定している他、戦略的なパートナーとして、将来的にはWatch to Earnとファントークンを活用した経済圏の創出など、さらに包括的なWeb3施策に共同で取り組んでいく予定です。
国内では楽天グループとJリーグがタッグ NFT活用へ
楽天グループとJリーグは、NFT技術を活用してサッカーの名プレーの動画などの販売に乗り出すことが報道されました。
Jリーグの試合中の名プレーの動画データのほか、選手の画像にデザイナーが加工を施したデジタルアートなどの販売を2022年4月以降、始めるということです。
プレスリリースも発表されました!
今後の動向に注目ですね。
海外と国内 それぞれNFT活用例の違い
国内のスポーツ業界においても続々とNFT参入のニュースが届くようになってきました。
また、NFTではありませんが、ブロックチェーン技術を取り入れた事例も。
国内プロサッカークラブの中では、クラブトークンを使った海外の取り組みを取り入れ、独自のクラブトークンを導入したチームもいます。
クラブトークンをチームへの応援の「しるし」や「証」の役割を果たし、また単に支援の証になるだけでなく、保有することでクラブ発の投票企画への参加や、トークン保有者限定の特典への応募ができるなど、新しい体験ができるデジタル上のアイテムとして活用しています。
基本的に「独自トークンやNFTを発行し、販売して収益を得る」という事例が主に国内で広まってきていますが、海外ではさらに「Play to Earn(遊んで稼ぐ)」
ゲームを利用した新たな試みに挑戦。
海外の事例を参考にする動きなので、国内でもP2Eゲームを利用した資金調達が広まるようになるかもしれませんね。
まとめ
本日のニュースをまとめると下記の通りです。
・ベルギープロサッカークラブがP2Eゲーム参入し資金調達へ
・国内では楽天グループとJリーグがタッグ 4月よりNFT販売
・国内で広がるNFT活用例 今回のニュースも国内で広がる可能性も
NFTやトークン活用など、スポーツ業界にもブロックチェーン技術導入が徐々に広まりつつあります。
海外の事例を参考に、自分たちの事業やサービスにNFTを活用できる可能性があります。ぜひご検討ください。
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【記事執筆】
kon(こん)
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