【NFT活用事例】世界初!NFTを使った会員制レストランNYでオープンへ
kNFT(Non Fungible Token)を企業活動に活用する事例が増えてきています。「自社はまだまだ(検討にすら入っていないよ)」といった企業でも、今の段階から社内での情報共有はしておくべきだと思いませんか?
今回は飲食業界におけるNFT活用事例をご紹介していきます。
【世界初】NFT会員権制度を導入したレストラン
ホスピタリティ企業VCRグループは、ニューヨークの最新会員制プライベートダイニング「Flyfish Club(フライフィッシュクラブ)」から、Flyfish Membership NFTを販売しました。
このNFTはレストランを利用するための会員権となっており、このような会員制のレストランの会員権をNFTで販売する試みは世界初の事例です。
VCRグループはFlyfish Clubの公式サイトで今回NFTを導入した理由を次のように説明。
・より誠実な会員制コミュニティを形成できる
・会員に新しい体験を提供できる
・NFTは新しい現代的な財務モデルを生み出し、今後何年にもわたって持続可能な商品を提供することができる
また、NFT会員権は月単位でのリースや転売もでき、通常のNFTと同様に二次流通が可能。
会員権の流通が広まることで、よりNFTの価値が高まり、比例してFlyfish Clubの価値も高まるという仕組みとなっています。
レストランのオープン自体は2023年に予定されていますが、オープンまでの期間中NFT会員権所有者限定の様々なイベントが予定されているので、所有者は飽きることなくオープンまでの期間を楽しく過ごせることでしょう。
第1弾は既に完売。OpenSeaにて二次流通も
(引用元:Flyfish Club|OpenSea)
第1弾は既に完売。OpenSeaにて1520個のNFTの二次流通が出回っています。
また、会員権NFTは2種類ありそれぞれ特典が異なっているのも特徴の1つ。
Flyfish(通常会員)
・販売価格:2.5ETH
・発行数:2520個
・デザイン:1種類
Flyfish Omakase(特別会員)
・販売価格:4.25ETH
・発行数:385個
・デザイン:7種類
特別会員NFTはお寿司のデザインとなっており、全7種類。このNFTを持っていると通常会員では入れない「Omakase Room」を利用することができます。
(引用元:Flyfish Club公式サイト)
NFT会員権購入にはウォレット接続が必要ですが、レストランでの食事会計は米ドルで支払い可能。
残りのNFTはまだリリースされていないので、今後の情報解禁に注目です。
Discordを使ったコミュニティ運用も
今回のNFT会員権発行にあたり、Flyfish ClubはDiscordも設置。
NFT所有者はもちろん、持っていない人も入れる無料コミュニティとなっており、約2400人のメンバーが在籍しています。(2022年1月14日現在)
販売情報はもちろん、メンバー同士の自己紹介やNFTトークができる交流チャンネルともなっています。
ただし、コミュニティ内でのNFT取引は禁止とされており、必ずOpenSeaを経由して取引するように規約で決められているので注意。
その他にも規約があり、熟読した上で入れる仕組みになっているので、詐欺や乗っ取り被害を避けるための対策もされている模様です。
情報収集や海外メンバーとの交流を楽しみたい人は覗いてみるのも1つです。
まとめ
本日のニュースをまとめると下記の通りです。
・世界初 NFT会員権を利用したレストランがNYにオープン予定
・第1弾は既に完売しており、OpenSeaにて高値で二次流通しているものも
・非会員も入れるコミュニティも実装 ファンが増える仕組みか
飲食店のNFT導入は日本でも事例がありました。
こちらは会員制レストランではなく、非会員でも入れるお店です。
ただし、会員限定のイベントが様々用意されているので、NFT会員権所有者は
特別な体験を得ることができる仕組みになっています。
このように「NFT所有者だけが得られる特別な体験」の提供が、飲食店に限らず
今後のNFTマーケティングにおいて方法の1つとなることと言えるでしょう。
【記事執筆】
kon(こん)
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