【出版・印刷業界】NFTつきKindle雑誌、NFTホルダーと作る本…NFT活用事例まとめ
NFT(Non Fungible Token)を企業活動に活用する事例が増えてきています。「自社はまだまだ(検討にすら入っていないよ)」といった企業でも、今の段階から社内での情報共有はしておくべきだと思いませんか?
今回は出版・印刷業界におけるNFT活用例をまとめてご紹介していきます。
幻冬舎・箕輪氏サウナ専門雑誌Kindle版+NFT
NFTの配布と企画に特化した、トークングラフマーケティングを実践するSUSHI TOP MARKETING株式会社が、Kindle版サウナランドの特典配布に、NFTの配布ソリューション「NFT QR Shot」を提供しました。
箕輪厚介氏は、2021年4月にサウナ専門雑誌「サウナランド」の電子書籍を1点限定にてNFTとして発行し、オークションを開催。
5月にはToshiaki Takase氏が6.3814ETH(約276万円)で落札しました。
落札からちょうど1年後となる2022年5月11日、同コミュニティよりKindle版サウナランドを出版し、2022年12月末までの約8か月間、付録CDのロウリュ音声を収録したNFTを読者特典として配布することに決定。
本NFTはパブリックブロックチェーンにて発行するため、特典データを受け取ったNFT保有者は、以下のように幅広い方法を通じてNFT保有者であることを対外的に示すことが可能となります。
・tofuNFTなどのNFTマーケットプレイスにNFTで表示、販売
・TwitterなどのSNSでNFTをプロフィール画像として設定
・トークンを利用した行動履歴の記録であるトークングラフ
これらの方法を通じて、従来のダウンロード型の特典データ提供やプライベート型のブロックチェーンによるNFT特典とは異なるNFT体験が生まれることを期待しているということです。
農業×電子書籍×NFT 新しい試み
農業ブランディングサービスを展開する株式会社農情人が、次世代電子書籍として「NFT × 電子書籍」の予約販売を開始しました。
本作は、Sponsor NFT購入者と共に事業を創り上げ、そのストーリーが本作のページが追加されていく、未だ前例のない「電子書籍NFT」です。
読者と共に創り上げる「電子書籍NFT」は2022年5月1日(月)からOpenseaで予約販売を開始。
この本は「未完成本」となっており「NFT保持者と共に創る一冊のオリジナル本」として、事業づくりを通して本の完成を目指します。
大日本印刷の技術使用 所有アート作品にNFT証明書を付与販売
株式会社モバイルブック・ジェーピーは、出版社が保有する原画やデータから高品質のアート作品を作成して1点ずつNFTを付与し額装して販売するECサイト「MasterDig(マスターディグ)」の提供を本日2022年4月4日(月)に開始いたしました。
第1弾として、大日本印刷株式会社の高精彩出力技術「プリモアート」を使った複製画を作成。
NFTの唯一性を証明するという特性を活用し、複製画の証明書としてNFTを発行しています。
大日本印刷とGaudiy、ブロックチェーンを活用したコンテンツビジネスで業務提携
大日本印刷株式会社(以下:DNP)と、ブロックチェーン技術を活用したファンエコノミー事業を展開する株式会社Gaudiy(ガウディ)は、アニメ・マンガ・ゲーム等の新しい知的財産を活かしたビジネス創出を目指して、2022年1月に業務提携を発表。
取り組みの第一弾として、2022年1月21日から「東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYA」で開催される『約束のネバーランド POP UP SHOP in 東京アニメセンター』と連動し、ファンコミュニティ向けにジェネラティブアート*3を活用したデジタルコンテンツを提供する実証実験をしました。
今後、下記のポイントを押さえて業務提携を行うということです。
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