【NFT活用事例】ジョン・レノン、ビートルズの記念品がNFT化 オークション販売へ
NFT(Non Fungible Token)を企業活動に活用する事例が増えてきています。「自社はまだまだ(検討にすら入っていないよ)」といった企業でも、今の段階から社内での情報共有はしておくべきだと思いませんか?
今回は音楽業界におけるNFT活用事例をご紹介していきます。
ビートルズの記念品がNFT化 オークションへ
ジョン・レノンの長男ジュリアン・レノンは1月24日、NFTマーケットプレイス「イエローハート(YellowHeart)」で、ビートルズの記念品コレクションをNFT化し、オークション販売するとTwitterで発表しました。
今回販売されるNFTコレクションは「LennonConnection(レノンコレクション)」。
ビートルズの記念品をデジタル化し、さらにジュリアンの肉声メッセージが添えられたオーディオビジュアルコレクションとなっています。
(販売ページでは実際にジュリアンの肉声を聞くことも)
NFT化されるビートルズの記念品は
・「Hey Jude」を創作したポール・マッカートニーの手書きのメモ
・映画「Help!」やコンサートでジョンが着用していた衣装
・ジュリアンがジョンから譲り受けたギター
など、全6点を予定。
これらのNFTの元となる現物の唯一の所有者はジュリアンとなっており、
そのNFT版が今回オークション販売される形です。
事前入札登録により既に始まっているオークション
オークションは2月7日10時(太平洋標準時)より開始されます。
各商品のオークション開始価格は下記の通り。
・手書きのメモ:30,000ドル(約341万円)
・映画で着用されていた黒いマント:8,000ドル(約92万円)
・コンサートの服:6,000ドル(約68万円)
・ギター3点:それぞれ4,000ドル(約46万円)
なお、各商品は販売前より入札登録が可能。
既にオークションが始まっているも同様です。
(30,000ドルで開始されたメモは既に50,000ドルに|オークションページ)
今回の販売収益の一部は、ジュリアン・レノンが設立したホワイトフェザー財団(TWFF)を通じて、ブロックチェーンを用いた脱炭素のマーケットプレイスであるノリ(NORI)に寄付されます。
NFT発行・販売に伴う二酸化炭素排出量を削減するためだということです。
今回採用されたブロックチェーンもPolygonであることから、環境に配慮した
NFT発行・販売に注力していることが考えられます。
過去には独占インタビューのアーカイブNFTも
ビートルズのNFTは昨年12月にも販売されています。
ラジオ番組など制作する「VOCR(VOICE OF CLASSIC ROCK)」が、著作権を保有しているビートルズのメンバーそれぞれの独占インタビューのアーカイブをNFT化し、オークションにて販売しました。
ポール・マッカートニーが「ケイオス・アンド・クリエイション・イン・ザ・バックヤード」について語るもの、ジョン・レノンが「A Day In The Life」について語るもの、ジョージ・ハリスンが「アビイ・ロード」について語るもの、リンゴ・スターが盗まれたメダルについて語るものという4つの音源が公開されており、既に完売。
ポール・マッカートニーのインタビューNFTは1.25ETH(当時レートで約56万円)で落札された様子です。
まとめ
本日のニュースをまとめると下記の通りです。
・ジョン・レノンの息子によりビートルズの記念品がNFT化
・販売はオークション形式 事前入札登録により既に高値が
・過去にはインタビュー音源NFT化も 根強い人気がうかがえる
日本でも、以前X JAPANのギタリスト「hide」のNFTが販売されたことで注目が集まりました。
著作権や所有権を持ったものをデジタル化し、NFTとして販売する動きは今後も
続いていくと考えられます。
自社の強みやサービスとNFT技術を組み合わせることで
新たな事業の切り口が見えてくるかもしれません。
NFTを使用した新たなビジネスの形を一緒に作ってみませんか?
ご相談、ご検討お待ちしております。
【記事執筆】
kon(こん)
Twitter:https://twitter.com/kon39000
Blog:https://mama-nft.com/
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