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はじめて NFTアートやってみた。 ウォレット編

前回までのあらすじ

暗号資産の口座は無事お作りいただけただろうか?
まだの方は、前回の記事から”口座開設 3 ステップ”を事前に行っておいてください。

今回は、NFTアート作品をNFTマーケットプレイスへ出品する際に必要なウォレット(暗号資産の財布)についてのお話です。ウォレットがなければNFTマーケットで取引ができません。正直、少しクセのある仕組みです、(少なからず筆者はそう思っている...)準備、手続き、注意点について綴っていきたいと思います。

それでは参りましょう!

暗号資産ウォレット ”MetaMask”

MetaMaskとは、あなたの暗号資産を取り扱うアプリだ。トップ画像に載っているキツネを見ていただきたい。これからあなたが扱う暗号資産を管理してくれるキツネだ。なんだか騙されそうだなぁと思ったら、別業者のウォレットも検討してもいいかもしれない。しかし、ウォレットアプリには、それぞれ対応するウォレットサービスとマーケットプレイスがある。少し複雑だが、例えばイーサリアムのNFTでつくられたトークンは、イーサリアムのNFTが扱えるマーケット/プラットフォームでのみで販売できる、逆にそれ以外の暗号通貨のみ対応のマーケット/プラットフォームでは販売できないことを意味する。詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にどうぞ。

あなたがどのNFTマーケットプレイスで取引したいかによってウォレットの選択肢も変わってくるというわけだ。ここではまず、ウォレットアプリには種別があるということに気をつけておこう。NFTマーケットとウォレットはある種、強結合なのだと思う。

ただこの問題は近い将来、有名企業が続々と参入し、様々なNFT規格対応のウォレットが生まれる思う(思いたい、、)、もちろんそれに伴い、NFTマーケットプレイスの選択肢も増えていくと推測できる。

2021年4月初旬現在、筆者の知る限り、イーサリアムを取り扱えて日本語に対応し、かつNFTアートの主要マーケットプレイスで使用可能なウォレットは”MataMask”だ。

MetaMaskウォレットを導入

ウォレット導入にあたり準備しておいてほしいのが、Google Chromeだ。
スマホのiOS/Androidにも対応しているようだが、筆者の場合、NFTマーケットへ登録する際にPC上で行ったため、スマホでの手続きについてここでは割愛する。
流れとしては、Google Chromeのブラウザ上にMetaMaskをインストール(プラグイン)することになる。

もし、Google Chromeをお持ちでない方は、先にダウンロードしてPCにインストールしよう。

さぁ、MetaMaskのダウンロードしよう。

ここで注意しておきたいのは、MetaMaskには以前、偽物の詐欺アプリが出回っていたことだ。大事な暗号資産を取り扱うので、ちゃんと正規のアプリか確認した上でインストールしよう。https://metamask.io/ が正しいリンク先。偽物は、よく見ると提供元が違い、評価のレビュー数も少なかったりする。よく確認してからインストールしよう。

超重要! 12個の秘密の英単語

MetaMaskをGoogle Chromeにインストールできたら、早速アカウントを作ることになる。ここで気をつけたいのが、MetaMaskのアカウントを作る際に、アカウント復元用(バックアップ用)のフレーズを渡される。これはPCやスマホを交換または故障・紛失した場合に、自分のアカウントを復元するための超重要なフレーズになる。ランダムに並べられた12個の英単語はシードフレーズ(Seed Phrase)と呼ばれる。このシードフレーズは、あなたがウォレットを扱う際に、最も重要な情報になる。もちろん誰にも知られてはいけないし、なんならPC内、クラウドにも保存しないほうがいい。盗まれたら = 暗号資産アカウントを乗っ取られる危険に晒されると思っていい。一番いい保管方法はリアルに手書きでメモって金庫にでも入れておくことだろう。

この12個のフレーズは、簡単な英単語が順番に並んでいるものだ。ファミコン世代で言うところの復活の呪文のような仕組み。忘れてもならないし、知られてもいけないのことを肝に銘じよう。

暗号資産口座からMetaMaskのウォレットへイーサリアムを送金

この見出しは何も知らない人からすると、おっしゃってる意味がわからない単語ばかりだが、至ってシンプルだ。口座から口座(ウォレット)へ送金するだけだ。

前回作った暗号資産の口座から、今回作ったMetaMaskのアカウントへイーサリアムを送金しよう。送金方法は各暗号資産の口座取引所でチェックしよう。送金には手数料と時間がかかる。筆者の場合、数分〜数十分で送金できた時もあれば、数時間かかったこともあった。前回述べたように、筆者の場合、NFTマーケットプレイスに出品するに当たり、はじめは0.1ETHあれば申し分はなかった。正直、内訳はかなり複雑なものだったが...

さて、0.1ETHを口座から送金すると手数料が引かれているので0.09XXという慣れない数字になっていると思う。キツネを信じていないわけではないが、はじめてのウォレットへの送金はいろんな意味でドキドキすると思う(私はそうだった)。時間とメンタルには余裕を持っておこう。

今回はここまで、大事な暗号資産をウォレットに無事に送金できれば、次はいよいよNFTマーケットの段階に入る!それでは次回の執筆お待ちあれ!

本記事は筆者の実体験を元に随筆しています。事実に基づいています。しかし、筆者も気がついてない点があるかもしれませんが、NFTアート作品の出品から販売までの一連の流れを数回に渡り綴ってまいります。お気づきの点、ご指摘等ありましたらコメントもしくはお問い合わせください。


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