NFTのガス手数料とは?ガス代(Gwei)とガスリミットの基礎知識をわかりやすく解説
OpenseaなどのNFTマーケットプレイスにおいてガス手数料が掛かります。
このガス手数料はネットワーク手数料、トランザクション手数料とも言われます。言い回しがいっぱいありますが、これらは同じことを意味しています。
OpeseaにおいてはNFTをmintしてから販売する際に、Listします。その際に手数料が発生します。他にもNFTを購入したりトランスファーしたりとさまざまなシチュエーションで必要になります。
そして今回の記事ではガス手数料(Gas Fees)とガス代(Gas Prices)とガスリミット(Gas Limit)のそれぞれの言葉の定義というか言葉の意味をわかりやすく説明します。
これらを知っておかなくてもふわっとしながら生活していてもなんら支障はなく生活ができます。しかしクリプトカレンシーを極めたい方には絶対しておかないといけないと思います。
ということで解説します。
イーサリアムのガスとは
そもそもガスとは何か?というところからの説明です。
ガスというのはイーサリアムにおけるトランザクションに掛かる燃料のことです。
ガスというのは気体を意味しているガスではなく、ガソリンを意味しています。ガソリン自体の価格が変動するように、イーサリアムのガスも価格が変動します。
なお日本ではガソリンスタンドのことを海外ではガスステーションと言います。
こちらはイーサリアムのガスを説明している動画ですが、これを見ていただけるとイメージしやすいと思います。
ガス手数料とは
イーサリアムの送金にかかる手数料をガス手数料(Gas Fee)、ネットワーク手数料(Network Fee)、トランザクション手数料(Transaction Fee)と言います。
この3つは同じものを意味しています。
日本ではガス手数料(Gas fees)のことをなぜか、ガス代(Gas price)と言いますが、正しくは違います。
こちらイーサリアムの公式サイトです。ここで確認いただくのが一番分かりやすいです。
書かれている内容ですが、ガス手数料(Gas fees)は以下のような計算式で成立します。
Gas fees = Gas Prices x Gas Limit
これを日本語で表現するとこうなります。
ガス手数料 = ガス代 x ガスリミット
つまりガス手数料(Gas Fees)はガス代(Gas prices)とガスリミット(Gas limit)を掛けたものなのです。
このことからガス手数料(Gas fees)はガス代(Gas prices)と同じではないことがお分かりいただけると思います。
ガス手数料は単純にかかったガソリンの費用のことを意味するとなると、ガス代はガソリンの燃費みたいなものに該当します。この燃費が悪くなるとガス手数料が多く掛かります。
このガス代(Gas prices)はトランザクションが混むと価格が高くなります。ガス代はユーザーによって任意で変更することができます。
マイナーはこのガス代が高いものほど優先して承認します。おのずとトランザクションの量が多くなってくると、早く送金が完了させようと高いガス代を選択し、優先され高騰してしまうのです。
ここからは余談の知識ですが、通常このガス代の単位はGweiで表します。weiというのはイーサリアムの最小単位のことであり、ビットコインの最小単位であるsatoshiと同じです。
そしてGweiのGはギガを意味していて、キロ(10の3乗)、メガ(10の6乗)、ギガ(10の9乗)のことです。
ガス手数料を調べる方法
上で説明したガス手数料(Gas fees)、ガス代(Gas prices)は海外のサイトとかアプリで簡単に調べることができます。
当然リアルタイムで変動しますので、その時によって価格が違います。
ガス手数料(単位:USD)で表記するところもあれば、ガス代(単位:Gwei)で表示するところなど様々なパターンがあります。
わたし的には手っ取り早くガス手数料(単位:USD)を知りたいので、それに対応したサイトで見ることが多いです。
海外サイトなどで10箇所以上見ることができますので、用途に合わせて選択して確認しましょう。