CoinMarketCapとは? 見方とウォッチリストやポートフェリオの使い方の説明
CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)についての解説をわかりやすく解説します。
最近このクリプト業界にきた人たちにはあまり馴染みが無いかもしれませんが、5~6年ほど前には全くクリプト関連の情報がなくその頃からのユーザーは毎日のようにCoinMarketCap(コインマーケットキャップ)を見ていたのでは無いでしょうか?
数少ない情報源の一つでした。今でもわたしはよく使います。
コインマーケットキャップとは?
CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)って何?という前に名称について説明します。大した話ではありませんが、知らない人にとっては「そういうことね」となると思います。
MarketCap(マーケットキャップ)とは何か?ですが、Market Capitalization(市場時価総額)のことです。
時価総額というのはそのクリプトカレンシーの価値を示す指標のことです。株式などで昔から使われている一般用語です。
コインの発行数はそのプロジェクトにより異なります。単純で価格で話をするのではなく価格x発行数=時価総額でそのクリプトの価値を示しています。
これは株式でも同様で価格x株の数が時価総額なのです。
単純に時価総額が高いクリプトカレンシーほど人気という見方をしてもらえれば良いかと思います。
コインマーケットキャップでは時価総額のランキングを表示されており、チャートでビットコインやアルトコインの価格などの情報を見ることができます。
世界中の人がアクセスするあのYahooファイナンスで表示されているビットコイン などのクリプトの価格はCoinMarketCap(コインマーケットキャップ)のAPIを使用しているのです。
コインマーケットキャップでリスティングされているコインは数千種類あり、誰もが知っているようなアルトコインもあれば聞いたことの無いアルトコイン、無価値のコインというように様々なクリプトがあります。
過去にはチャートやサプライなどの簡単な情報しかみることができませんでしたが、現在ではSNSなどのアカウントやそのコインがどういうものか?のようなプロジェクトを調査するのにも役立つサイトとなっています。
さらにエアドロップなどのキャンペーンも毎日行なっており、コインマーケットキャップに登録しているユーザーにメリットがあるサイトになっています。
なおコインマーケットキャップはバイナンスに買収されたので、バイナンス傘下の企業です。
昔からある老舗サイトなのでプラットフォームとしてのクオリティーが非常に高く不具合が少ない印象です。
もちろんコインマーケットキャップの評判はわざわざ語る必要もなく、最高に使いやすいサイトだと思います。
似たようなサイトだと、コインゲッコーとか、CRYPTO.COMでもMarket Capitalization(市場時価総額)を調べることができます。これらはそれぞれ使い勝手が違いますが、大きく違いは無いです。
CoinGeckoとCoinMarketCapの違いですが、CoinGeckoはそもそも後発組です。CoinMarketCapが誕生した後に、CoinGeckoのサイトができているのです。
細かい違いはいっぱいありますが、CoinMarketCapの方が高クオリティという印象です。
CoinMarketCapの見方
CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)の見方ですが、
単純に上から順番に時価総額順にならんでいます。あとは24時間の取引とか時価総額がいくらとか、簡易のチャートがリストで並んでいます。
CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)のメニューとしては一番上にあります。
メニューとしては仮想通貨、取引所、NFT、ポートフェリオ、ウォッチリスト、カレンダー、プロダクト、学ぶというカテゴリーとなっています。
余談ですが、ここのメニューで仮想通貨と書かれているのは非常に残念です。せめて暗号資産にしておいて欲しかったです。コインマーケットキャップのようなサイトであれば、クリプトカレンシー(暗号通貨)という表記にして欲しかったです。
それでこの「仮想通貨」と書かれているところでは、クリプトの時価総額順で表示されます。つまりMarket Capitalization(市場時価総額)が表示されます。
またこの「仮想通貨」のところをクリックすると、このようにランキング、最近Listingされたコイン、Price Estimates、法定通貨国、グローバルチャート、フィアット/企業ランキング、注目のコイン、値上がり、値下がりした銘柄、過去のスナップショットがみることができます。
私たちが普段よく目にするMarket Capitalization(市場時価総額)はランキングってところです。
最近追加されたコインというのはどうもコインマーケットキャップでlistingされたコインを示しているようです。どこかの取引所で上場したという意味ではないです。
あと期間としては一番下のものが1日前となっているので、1日前までにlistingされたコインが表示されていると思います。
次にPrice Estimatesですが、これはユーザーによる価格予想が表示されます。取り扱われているコインはメジャーなものだけです。
なお右の方に「Current Month(今月)」「Next Month(来月)」のタブがありますので、ここで今表示されているのは今月の価格となります。
こういうのは基本的には終値で考えるものだと思いますので、今月末時点の価格予想だと思います。なお日本語表示には対応していません。
次に、法定通貨国というカテゴリーがあります。これは「仮想通貨を法定通貨として認めている国」をみることができます。
昨年エルサルバドルでビットコイン が法定通貨になりました。2021年6月9日のようです。
現在仮想通貨を法定通貨として認めている国と今後どこの国がなるか?という予測投票が書かれている。多くの人の予想ではパラグアイ、ベネズエラ、アングリア、アメリカ、パナマ、インド、ジンバブエの順位で投票数が多いです。
そして次にグローバルチャートというメニューですが、このように「仮想通貨グローバルチャート」となっています。
これはすべてのクリプトの合計の時価総額を示しています。クリプト市場全体が他の市場と比較してどうかという全体像を比較したり見たりするのに使えると思います。
つぎにフィアット/企業ランキングというメニューですが、Fiat(フィアット:法定通貨)と比較した場合に何BTCなのかをみることができます。
ちょっとこれを何に為にみることができるかわかりませんが、みることができます。
ただし中断にある「トップ企業」というところをクリックすると、株式市場との比較ができます。BTC建てで見る必要性はないですが、株式の時価総額のランキングを見るのには便利だと思います。
つぎに「注目のコイン」ですが、まさに注目のコインをみることができます。
左から「人気上昇」「最大の価値の上昇」「最大の価値の低下」があります。
人気上昇は時価総額として上昇したランキング順かな?と思います。
次に最大の価値の上昇ですが、これはパーセントとして価値が上がった順になっています。よって草コインだと24hで数百%ということがあります。
これ単純に数百%も価値が上がったように思い、「買っておけばよかった」的な風に見えますが、実際には違うので注意してください。
聞いたことの無いようなマイナーな取引所だったり、実際にはスプレッドがでかかったり、そもそも24hの取引高が数百取るしかなかったり、DeFiでトレードしようとしたらガス代が高騰していたり...
というように様々な弊害がありますので、単純に買うことができないコインばかりです。
あとメインメニューにはなかったですが、「訪問者数多」というようなメニューもあります。
これはCoinMarketCap(コインマーケットキャップ)でのそれぞれのページのアクセス数が多かったコインを示しているのかと思います。
取引所の見方
Coinmarketcap(コインマーケットキャップ)の見方の一つとして取引所に関する情報も知ることができます。
項目としては「直物(現物:スポットのこと)」「デリバティブ」「DEX」「購入方法」の4つがあります。
まずは直物ですが、現物(spot)のことです。昔からあるクリプトカレンシーの伝統的なトレードのことです。日本だと交換とか換金って言うものです。
ここで見れる事として取引所別の24hの取引高のランキングを見れます。もちろんバイナンスがナンバーワンです。
1位のバイナンスの取引高が$19ビリオン、続いて2位のコインベースが$4ビリオンなので全く規模の違いが分かるかと思います。
次にデリバティブについてです。こちらもSpotと同じくデリバティブトレードの取引高のランキングをみることができます。
デリバティブというのは日本でいう「ビットコイン FX」とか「証拠金取引」とか「信用取引」のことです。世界共通用語としてはデリバティブなのです。(ちなみにビットコインFXという用語は私は間違っていると思います)
つづいてDEX(Decentralized exchange)です。こちらもDEXの中での取引高のランキング順で示されています。uniswap、dYdX、パンケーキスワップが上位にきています。
ちなみにバイナンスDEXは51位となっています。
最後に「購入方法」というメニューについてです。ここはランキングというわけではなくハウツーの内容が書かれているページです。日本人だとコインチェックあたりから最初に購入すると思いますので、参考にならないと思います。
NFTの見方
Coinmarketcap(コインマーケットキャップ)でNFTをみることができます。これらの見方としてはトップにあるメニューから「Overall NFT statistics」「Top Collections」「Upcoming Status」があります。
「Overall NFT statistics」というのはNFT全体の状態をみることができます。
ページの上のほうにあるHighest Prices NFT Statusが「Overall NFT statistics」で表示されるメインの部分のようです。
つぎに「Top Collections」ですが、表示されているのはNFTコレクションの取引高のランキング順でみることができます。
これを見ると、CRYPTO PUNKSやBored Ape Yacht Club(BAYC)などのNFTの人気コレクションがありません。どうもSolana($SOL)ブロックチェーンのNFTのみのランキングとなっているようです。
こちらがSolseaの現在のNFTプラットフォームですが、top volumeとして表示されているものが同じなので、そういうことなのかと思います。
つぎに「Upcoming Status」として今後販売されるNFTのコレクションが表示されます。おそらくここで表示されるNFTは販売開始時から注目を浴びることになります。
CoinMarketCapの使い方
Coinmarketcap(コインマーケットキャップ)の使い方というのは特に無いように思いますが、日本語に表示するなどの基本的な簡単操作について説明します。
Coinmarketcap(コインマーケットキャップ)にて日本語に変更するのには右上のタブをクリックすると変更できます。デフォルトではEnglish(英語)となっていると思います。
日本語に表示するメリットはあまり感じませんが、日本語で見たい人は変更してみてください。
あと通貨の価格がお好みにあわせて変更できます。わたしの場合にはUSDで価格を表示するのが好きなのでUSDにしています。
世界の共通通貨はドルですので、基本はドルで考えます。表示としてはBTC建てでも日本円建てでも表示することができます。下の画像の右上にあるタブをクリックすると変更できます。
デフォルトではUSDかBTCになっていると思います。
アカウント登録
Coinmarketcap(コインマーケットキャップ)のアカウント登録方法の解説です。
ウォッチリストやポートフォリオを使用するにはこのアカウント登録が必要になります。
無料で登録はできますし、簡単にできますので済ませておきましょう。
まずアカウント登録のボタンをクリックしましょう。
「登録」をクリックすると、ポップアップでこのような画面が出てきます。これはただメールアドレスとパスワードを入力すれば良いだけです。
紹介コードは紹介者のIDを入れますが、これがなくてもCoinmarketcap(コインマーケットキャップ)に登録はできます。
入力してから「アカウントを作成する」をクリックしてください。
入力したメールアドレスにアクティベーションメールが送られます。アクチベーション(有効化)されるためのリンクがあるメールのことです。
こんな感じでメールがきます。「Click here to verify account(アカウント認証のためにここをクリック)」のところをクリックしてください。
それで登録ができます。
なおCoinmarketcap(コインマーケットキャップ)のアカウントを退会をする方法があるのかわかりません。
アプリ入手方法
Coinmarketcap(コインマーケットキャップ)のアプリですが、iPhone(iOS)とGoogle Playに対応しています。
Coinmarketcap(コインマーケットキャップ)のアプリの入手方法としてはサイトのフッターにあるリンクをクリックしてダウンロードしてもできますし、ストアで探してもokです。
iPhoneの場合にはこのようになっています。クリックしてダウンロードするだけです。
ウォッチリストの使い方
Coinmarketcap(コインマーケットキャップ)にてウォッチリストの機能があります。ウォッチリストの使い方はシンプルで簡単です。
このメニューにあるウォッチリストというところのことです。
ウォッチリストというのは「お気に入り」というものです。
ウォッチリストは最初この状態です。何も入っていません。
ウォッチリストには星マークをクリックすると、追加することができます。
例えば、イーサリアムとBNBをウォッとリストに追加するとこんな風です。
ウォッチリストに追加するとこの状態になります。
つまりウォッチリストに追加することでお気に入りのコインをわざわざ探さなくても簡単にアクセスすることができるようになります。
普段からウォッチングしているアルトコインなどをここに入れておくと便利です。
ちなみにエアドロップに参加すると、タスクの中にウォッチリストに追加という項目が必ずあります。エアドロップをする方の場合には、ここにそのエアドロップ関連の情報が追加されるのです。
ポートフォリオの使い方
ポートフォリオの使い方の前に、まずそもそもポートフォリオって何なの?という説明からします。
ポートフォリオですが、資金管理するためのツールです。資金としていくら持っているかを入力して管理するためのツールです。
ポートフォリオのツールはスマホのアプリで多々ありますが、Coinmarketcap(コインマーケットキャップ)を使うメリットとしては扱っているコインの数が他のアプリよりもはるかに多いです。つまりマイナーなコイン、通称草コインまでポートフォリオできる良さがあります。
またCoinmarketcap(コインマーケットキャップ)のプラットフォームは昔からあり価格推移の情報も正確であり、サーバーダウンのような不具合が少ないだろうと思います。
さらにこのポートフォリオはアプリとも連携していますので、パソコンでもスマホのアプリでも両方で見ることができるので便利です。
つづいて本題のポートフォリオの使い方の説明ですが、Coinmarketcap(コインマーケットキャップ)のメニューにあるポートフェリオをクリックすると、使用することができます。
ただしこれにはアカウント登録が必要になります。もちろんアカウント登録は無料ですることができて、便利に使うことができるのでオススメです。
コインマーケットキャップのポートフォリオを作成するのは簡単に行えます。
まず最初のポートフォリオとしてはこうなっています。全く何も無い状態となっています。
ここで「Create portfelio(ポートフォリオを作成する)」をクリックすると、このようなポップアップが出てきます。
ここではポートフェリオとして分類できるような名前を入力すると良いです。人によると思いますが、例えばバイナンスにあるクリプトだけで分けたいという場合には、「binance」と入力するイメージです。
これで「binance」という一つのポートフォリオを作成できました。
さらにここで「Add New(新しく追加)」をクリックして具体的に何のコインがどんだけ持っているかを入力できます。
例えば、BTCを1BTC持っているのであれば、このように1と入力しましょう。
イーサリアムの場合にも同様に1ETH持ってれば1を入力するだけです。
これで例として1BTCと1ETHを入力したのですが、このように1BTC+1ETHを持っているというポートフォリオを作成できます。
これがあると資金管理を簡単に正確にすることができるのでオススメです。
エアドロップをもらう方法
CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)にてエアドロップを貰う方法ですが、まずはアカウント登録を済ませる必要があります。
ログインしたユーザーだけエアドロップに参加することができます。
こちらがエアドロップのページとなっています。
URL : https://coinmarketcap.com/ja/airdrop/
現在エアドロップしているプロジェクトが表示されています。エアドロップの数と現在参加しているユーザー数と残り時間が表示されます。
それぞれのエアドロップでタスクが必要なのですが、1分も掛からずにできるので週に1回程度しておくと良いと思います。
こちらは例として今エアドロップされているPearDAOのページです。
「このエアドロップに参加」というところをクリックすると、エアドロップのタスクの詳細は書かれているポップアップが表示されます。
ポップアップで表示されている項目がこちらの画像ですが、ほぼ毎回あるのが、ウォッチリストに追加、ツイッターアカウントをフォロー、ツイッターをリツイート、テレグラムのチャンネルです。
これらのタスクは実行した後にBEP20のウォレットアドレス、TwitterのID、テレグラムのIDを入力して教える必要があります。
これらのエアドロップはランダムで配布されるものですので、100%入手できるわけではありません。
例えばこのNFTだと、7,539,828のユーザーがエアドロップに参加している中で1,000人のユーザーしかエアドロップがもらえないということになります。
7,539人に1人ってことです。
Coinmarketcap(コインマーケットキャップ)の掲載の威力が凄いです。
以上Coinmarketcap(コインマーケットキャップ)に関する説明でした。
ぜひ参考にしてください。