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電子灸?いへいへ痒み止めペンです!

電気に引きつけられながらも、なんとか「お灸」に吸着しようとしている山しょうです。

ところで皆さん、痒み止めペン(itch healer)ってご存じですか?

ご存じの方はアウトドア派の方なんでしょうが一昨年あたりから日本でも輸入品が出回っているようで、最近はアマゾンや楽天でも結構人気あるみたいです。

昔からキャンプなど屋外で蚊などに刺された時に温めたスプーンを患部に押し付けると痒みが止まるのが知られていました。
注入された蚊の唾液タンパク質を破壊することができ、かゆみをすばやく緩和できるのだそうです。

その作用に基づいて電子機器が開発され、温熱刺激を30秒間だけ与えるitch healerが商品化されました。

痒み止めペン

これを見てすぐに私は大興奮!
「これは電子灸の代用品として使えるのではないか!」って思い付き、さっそく試してみました。

ちなみにペン型の電子温灸器は日本メーカーからも生産販売されていますがどれも数万円以上もする高級品です。

電子温灸器と痒み止めペンの比較

私は商売柄、電気温灸器も持っておりますがペン型ではない中型の製品でAC電源が必要なタイプでした。
使用が煩雑で重いこともあり使用頻度が少なくなり、現在はお蔵入りとなっています。

充電式で軽量なものならもう少し使えたという思いもあったので今回はダメ元で痒み止めヒーラーを購入して試用してみました。

充電はtypeCの接続で充電でき、一度の充電で300回使用できるとのこと。
それに本体も軽く、デザインも操作性もGOOD!!
振動は必要ないかもですが、加熱中はペン先が赤く光るのもわかりやすくてよい!
皮膚接触部分は直径1cmのセラミックプレートで斜めに配置されているのでこれも使い勝手がよい!

加熱力も十分で最高の51℃だとお灸慣れしている私でさえ15秒ほどでギブアップするほど!

残念なのは40℃/43℃/46℃/51℃の4段階で46度と51度の間がないことくらいですね。
これなら完全無煙、無臭で電子温灸が数千円で安全にできる可能性があります。

繰り返しますがあくまでも可能性であり、手び練りのお灸や台座灸などと同じような効果があるかどうかは未知数です。
自己責任でご試用、ご確認ください。

でも電子灸の代用品(の可能性がある商品)が廉価に入手できる時代となり、お灸ファンのすそ野を広げるにはまたとない機会にも思えます。
入院中の方でも職場の隙間時間でも使える電子灸!効果があれば最高ですね。