④三宮真智子著「メタ認知」より ~ 「メタ認知」towa 65/100
大阪大学名誉教授
鳴門教育大学名誉教授
三宮真智子
さんの著書
メタ認知
あなたの頭はもっとよくなる
中央公論新社(中公新書ラクレ)
2022年2月10日発行
の本文で、
すでに述べたように、
メタ認知的活動は、メタ認知的モニタリング、メタ認知的コントロールの二つの要素
に分けて考えることができます。
メタ認知的モニタリング
とは、認知状態をモニターすることです。たとえば、「ここがよくわからない」「なんとなくわかっている」といった認知についての気づきや感覚、「この問題にはすぐ答えられそうだ」といった認知についての予想、「この考え方でよいのか」といった認知の点検、「十分に理解できた」といった餅価などが、これに当たります。
メタ認知的コントロール
とは、認知状態をコントロールすることです。たとえば、「説得力のある意見文を組み立てよう」といった認知の目標設定、「結論から考え始めよう」といった認知の計画、「この例ではわかりにくいから、他の例を考えてみよう」といった認知の修正などが、これに当たります。これらをまとめたものが、表3です。
メタ認知的活動を時系列でとらえる
メタ認知的活動を時系列的に見るならば、次の三つの段階に分けることができます。
①事前段階のメタ認知的活動
②遂行段階のメタ認知的活動
③事後段階のメタ認知的活動
と書かれています。
(以上は本文の内容です。)
(以上は【 ChatGPT 】の回答です。)
「メタ認知」的活動は、個人が自己の認知プロセスを監視し、制御することを指します。「メタ認知」的活動は、主に2つの側面から成り立っています。
「メタ認知」的「モニタリング」と「メタ認知」的「コントロール」
です。
【「メタ認知」的「モニタリング」】
「メタ認知」的「モニタリング」は、自己の認知プロセスや認知タスクに関する監視、評価、判断を行うことです。これにより、個人は自己の認知状態や進行状況を把握し、認知的なパフォーマンスを評価することができます。
事前段階: 認知タスクを開始する前の段階です。この段階では、個人は自己の知識、スキル、戦略に関する予備的な評価や計画を行います。自己の認知的な能力やタスクへの自己評価を考慮し、適切なアプローチや戦略を選択することが重要です。
遂行(事中)段階: 認知タスクが進行中の段階です。この段階では、個人は自己の認知状態やパフォーマンスをモニタリングし、進行状況を評価します。自己の理解度や問題解決の進捗を把握し、必要に応じて修正や調整を行うことが重要です。また、自己の注意や集中を維持するために、認知的な負荷やエラーにも注意を払います。
【「メタ認知」的「コントロール」】
「メタ認知」的「コントロール」は、自己の認知プロセスを制御し、調整することです。個人は、「メタ認知」的な「モニタリング」に基づいて、自己の認知的な状態やパフォーマンスを改善するためにさまざまな戦略や手段を活用します。
事後段階: 認知タスクの完了後の段階です。この段階では、個人は自己のパフォーマンスを振り返り、評価します。課題の結果や自己の戦略の有効性を検討し、学びやフィードバックを得ることが重要です。この情報を活用して、将来の認知的なタスクや状況において改善を図ることができます。また、自己の認知的な強みや課題を把握し、学習や成長のための適切なアプローチを見つけることも重要です。
「メタ認知」的活動は、認知的な自己監視と制御のプロセスを通じて、個人の認知パフォーマンスを向上させるための道具となります。これにより、個人は自己の認知プロセスを意識的に管理し、効果的な学習、問題解決、パフォーマンスを実現することができます。
再度、本文に戻ると、
メタ認知的活動はメタ認知的知識に基づく
メタ認知的活動の多くは、メタ認知的知識に基づいて行われます。そのため、メタ認知的知識が不適切であれば、メタ認知的活動も不適切なものになってしまいがちです。
たとえば、「生徒たちが質問をしないのは、習ったことをすべて理解しているからだ」という不適切な知識を教師が持っていたならば、わかっていない生徒たちを取り残して、どん新しい内容へと進む授業計画を立てるでしょう。
また、メタ認知的活動を構成する二つの要素、メタ認知的モニタリングとメタ認知的コントロールは、循環的に働くと考えられます。つまり、モニターした結果に基づいてコントロールを行い、コントロールの結果を再度モニターし、必要なコントロールがあれば行う⋯⋯という具合です。
メタ認知的モニタリングが不正確である場合には、メタ認知的コントロールは不適切なものとなりがちであるため、メタ認知的モニタリングが適切かどうかという点には、注意が必要です。
さらに、メタ認知的活動にはレベルがあります。たとえば、「なんとなくわかったような気がする」という気づきは、どちらかと言えば低いレベルのメタ認知的モニタリングです。これに対して、なんらかの根拠に基づいた「理解できている」という評価は、高いレベルのメタ認知的モニタリングであると言えるでしょう。
メタ認知についての、やや詳細な分類を、図3にまとめておきます。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
本文は、
【 ChatGPT 】
を活用して作成させて頂いており、今回は
【本の内容】
もご紹介させて頂きました。
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