いつも心の中に

スマホの中の写真をたどっていくと、あなたが元気だった頃の写真がたくさん出てくる。
でも、ここ最近は、あなたの写真をとっていなかったね。
去年の年末ぐらいから、あなたは1階の小部屋にこもるようになっていたけど、
わたしが腹痛になってウンウンうなっていると、心配して2階まで上がってきてくれましたね。
猫なんて呼んでも来ないっていうのはまさにそのとおりなのだけれど、
わたしがしんどくなっているときは、いつもそばに来てくれましたね。
あなたがいなくなった日から、あなたのことを思いだすたび泣いてしまうけど、
私が泣いていると、あなたは心配した顔でじっと見つめてくれているんだね。