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天皇杯予選のふりかえり
皆さんこんにちは。
私自身もどんな感じになるかわかっていない、ふりかえりの回がきました!
今回は2/2に行われたIBU FCさんとの試合をふりかえります。
と言っているものの、この試合私は怪我により欠場しているため、ピッチ内で感じられることよりも、サポーターの方々と同じピッチ外から感じたことを書いていこうと思います。
〇ポジティブに捉えてること
「失点しなかったこと」
試合前のミーティングでは、慣れない立ち位置と言うこともあって、主に守備の対応についてお話がありました。
外から見ていても、相手の立ち位置は割と想定通りでしたし、それに対して行う守備も指示通りにできていました。
そのため、監督のやりたいことを体現して、失点をせずにゲームを終えていることは良かったなと思います。
〇課題は安定した前進
「ボールの落ち着きどころが欲しかった」
一発トーナメント、ましてや今季初の公式戦ということもあって、お互いがリスクを排除してサッカーするのはむしろ当たり前。
ピッチも雨で濡れてるし、私がプレーしててもミスが怖くてあまり積極的にボールを受けられなかったかもしれません。
でも、こういう時こそボールを保持して落ち着きたいなと思ったのは私だけではないはず。
プレーした選手たちの視点は分かりませんが、ピッチ外では「こうすればいいのに」と思っていても、中に入ると見える世界が違って気づけなかったり、上手く実行できなかったりするんです。
うん。サッカーは難しい。
でも、ピッチ内とピッチ外では見える世界が全然違って楽しいですね!
【三好の頭の中】
IBU FCさんは、NFCのバックパスに対してキーパーまでプレスをかけに来るほど、とにかく前に対しての圧力が強いようにみえました。
せっかくボールを回収しても、すぐにプレスをかけられる影響で、焦って前に蹴ってしまうことが多々あり、ボールが落ち着く時間の方が少なかったです。
しかし一方で、相手の最終ラインはきちんと深さをとっており、前線と最終ラインで大きく間延びしているのもはっきりわかりました。
となると、相手の圧力がかかる前に素早くポジションをとって、圧力を逃がすようなイメージで前進できると、相手としては嫌だったと思います。
そこで、
相手の立ち位置を見ながら、こういう前進できたらいいなーと思ったので共有しようと思います。
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試合中に1番多かった形がこの形かなと思います。
もちろんサッカーというスポーツの特性上、決まった立ち位置なんてものはないに等しいので、あくまでもベースの話です。
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このように、このままボールを動かすと、相手は前線の3枚でプレスをかけることができ、また他の選手もマークがハッキリするため、前への勢いを持ちながら守ることができ、結果的に長いボールを蹴らざるを得なくなります。
両チームとも躊躇なく前へボールを蹴っていたため、必然的にセンターバックへのプレスも速かった印象を受けました。
ならば、
「どこで数的優位を作れるか」
「どこが空いてるスペースか」
「どこに立てば相手が迷うのか」
上手くいかない時こそ、こんなことを考え出すのが私です。
前進の方法に正解はないので、色んな意見があって良いです。
あくまでもこの前の試合中の三好の頭の中はどうだったかを書きますね。
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ずっとボールが行き来してて気付きづらかったかもしれませんが、相手のボランチは2枚でした。
そうなると、必然的に中央付近で1枚余るのはこちら側です。
ならば、その数的優位を上手く使った前進方法を考えてみるのが良さそうです。
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両ウイングバッグを高い位置にとらせ、前線4枚で相手の5バックを固定します。
そして、勇気がいることではありますが、3枚のセンターバックが少しだけ中央に絞ってみるとします。
そうすると、
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どこにスペースがあるか一目瞭然ですね。
あとは中盤の3枚が、流動的にスペースへ降りれば、相手はかなり困ってたんじゃないかなと思います。
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ちょっと余裕がある方は、相手の各ポジションの選手の気持ちを考えてみましょう。
・相手フォワード
中央を切りながらプレスへ行きたいが、外を使われるのも嫌。
結果的にどちらからプレスをかければいいか迷い、思い切ってプレスをかけにいけなくなる。
・相手ボランチ
自分のマークのボランチを捕まえたいが、中央の相手も気になって、どちらをマークすれば良いか迷う。最初から外をマークしたら、中を通されたり、中央でターンされる。
逆に中をマークすると、外に出た選手に時間が与えられ、相手のビルドアップがスムーズになる。
・相手ウイングバック
自分と対峙する選手をマークしないと、簡単に裏を取られるので、それは避けたい。
しかし、自分の目の前に相手選手がフリーでいるのは困るので、マークを捨てて前へ行くべきか迷う。
と、まぁざっくりこんな感じですかね。
スペースを認知して立ち位置を変えるだけで、
ピッチにいる相手選手たちは各々でこんなにも迷いが生じます。
そしてこの一瞬の迷いが命取りとなって、気づいたらゴール前まで攻め込まれてる!なんてこともあるのがサッカーですから、いかに頭の回転を速くして判断することが大切かわかりますね!
どんな守備の仕方にせよ、どこかで必ずズレが生じるので、ズレたところを正確に認知してプレーすれば、上手く前進できる可能性は高まります。
【三好の頭の中】は
いかがでしたでしょうか。
書きながら、「これ伝わるかな?」と不安で仕方ないですが、
内容を理解することよりも、
「この試合は上手くいかなかったな」
で終わらせるのではなく、
「どうやったらうまくいったかな」
「次はどういうチャレンジをしようかな」
といった感じで、
常に思考を止めずに進み続けることが重要です。
何度もいいますが、
これはあくまでも「三好の頭の中」であって、
サッカーにおける正解ではありません。
そしてこの考えたことを実行に移すには、
技術や判断力はもちろん、
「仲間と同じ絵を描く」ことが大事です。
なので、実はこれ選手も読んでくれたら、
「みよはこんなこと考えてるんだー」って伝わる機会にもなると思って、少しだけ期待してます。
これをきっかけに、皆さんがサッカーに少しでも興味を持ち、少しでも詳しくなれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!