木曜劇場の間男、俳優深澤辰哉の新章のProlog。月刊ザ・テレビジョン11月号

2024年秋クール「わたしの宝物」取材感想第1弾:月刊ザ・テレビジョン11月号


わたしの宝物情報解禁後、一番最初のインタビュー。
内容が実は貴重なものなのである。
わたしの宝物関連のインタビューは主に囲み取材の時に行われているものが多い。そろそろ後半話に差し掛かり始めまだまだ取材記事が出てくると思うが、本人の意気込みではなく、冬月の話やお芝居の話になってくるだろう。お芝居を作る前の本人の気持ちが全面に出ている"冬月の世界を知らないピュアな深澤辰哉の言葉が紡がれた貴重なインタビュー"それがこの11月号なのだ。

わたしの宝物解禁時。写真を見てもなんだかふわふわしていた気がする。木曜劇場…不倫…托卵…3番手…どれもなんだか不思議な言葉に感じていた。
深澤辰哉の俳優業はJr時代も入れれば長いかもしれないが、"本格的な俳優業"というものとして数えるとまだまだ正直場数は少ない。そしてこの事務所の俳優育成方法は主に2種類あるが、彼は難易度の高いルートを割り振られたタイプに見える。この2種類だが、1つは先輩のバーターを務めつつ、まずは同じ成長過程の俳優が揃うファンが見やすいドラマ(好意的に見てくれる人が多いジャンル)や少女漫画原作の映画の現場で場数を踏みGP帯へ進出していくルート、もうひとつは身内のいない現場で場数を踏みまくった役者の中にポンっと入れられ現場や賛否の声に揉まれながら現場で実力を付け実績を積んでいくルートで2種類あるように思う。まさに深澤辰哉は後者。ヒットマンはバーター枠だが相葉くんの現場であのキャラを渡されているのは中々に久しぶりの役者仕事にしては特殊だと思う。
ここまでつらつらと書いたが、結論。
俳優深澤辰哉の戦場はこれからもこういった職人現場が主になるのだろう。
そんな彼が自ら飛び込んだ新境地が「わたしの宝物」なのである。

最初この話を貰った時はかなり悩んで一度持ち帰らせてもらったと色んな媒体で話してるが、このインタビューでは"アイドルである僕がここまでの内容のドラマができるのか"の部分でもよく考えたと話している。
内容がセンシティブな所もだが、本人が各箇所で言っていたようにこのドラマは俳優を本業にしてる人でも中々に挑戦になるドラマだ。現在賛否両論がネットで繰り広げられ、実際彼も冬月も渦中にいるがしっかりとヒットドラマとして君臨し、話題がつきない大衆に認知された成功ドラマとなっている。ここまで冬月が嫌われ役だとは思っていなかったかもだが、色んな覚悟を決めてこの作品を引き受けたのだろう。今改めてこのインタビューを読み返すと、彼の覚悟がちゃんと報われていて少しだけ鼻がツンとしてしまった。

このドラマを受ける上で彼がこのドラマに見出したのは"深いテーマを描いた作品の中で、その渦中の人物を演じることは、必ず僕の俳優の仕事の枠を広げてくれる。"だった。
正にそのようだ。このドラマに出演して知名度があがり、良くも悪くもだが名前をあげられるようになった。ドラマの本数がいくら多くても作品が注目されなければ本人に目すら向かない。役の存在感がなければ名前すら上がらないのだ。毎話深澤辰哉が話題に上がっているのは役者としての成功だろう。特に冬月は作中ずっと嫌われ役。まさに深澤辰哉の大勝利なのだ
俳優仕事を今後もやっていきたい気持ちをちょくちょく雑誌などで見かけるようになった。「春になったら」で芝居の難しいさ、苦しさ、楽しさを知った彼が芝居のお仕事の幅を広げたいと思う気持ちに答えるかのように冬月は深澤辰哉を役者街道へ誘っている。今回の現場でたくさん吸収したい。かならず成長してやる。絶対に結果を残してやるぞ。と感じるがその気持ちと努力が実を結び始めている。
田中圭くんとバチバチするのに共演する前から目眩がしている彼だったが、その中でもなるべく恐れることなく、100%で向き合う。スタッフさんの期待に応えたい。その気持ちは絶対に制作サイドそして業界人に伝わっている。深澤辰哉の魅力が伝わり今も広がっているに違いない。

彼のこの作品を通して愛について考えてくれたらという旨でこのインタビューは終わるが、まさに冬月から愛を学ぶドラマだろう。
これを読んだ当初よりだいぶ話がキツく、宏樹のターンが続き、冬月が嫌われてまくっているが、7話からはいよいよ冬月のターンに差し掛かるようである。(6話前)
俳優深澤辰哉が急激に成長し、大人気俳優になるまでもうすぐなのだろう。
その明確な第一歩がこの「わたしの宝物」なのだ

今見返すと明確に彼が一皮剥ける前の貴重なインタビューだ。
このインタビューを胸に今日放送の「わたしの宝物」第6話を見ようと思う。

では、皆さん22時。地獄で待ち合わせしましょう。
一読ありがとうございました。


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