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5. 根津で体感する「暮らしのアート」:ワークショップ「オブザ下町」と「そのもの美術館」

近々、根津の住民と写真家、地域デザイナー、民俗学者が参加するワークショップを開催します。このワークショップでは、地域の風景や日常を新たな視点から捉え、根津の魅力を再発見する機会となります。ぜひ、詳細は以下のURLをチェックしてください。GoogleフォームまたはPeatixを通して申し込めます!ご参加をお待ちしております。

https://nezuartworkshop.peatix.com/

今年、「営みの美術館」の活動は3年目を迎え、新たなプログラムとしてワークショップ「オブザ下町」と「そのもの美術館」を開催します。これらのプログラムでは、根津の街並みや日常生活に潜む「アート的な存在」を発見し、地域の魅力を再発見することを目指します。


Workshop「オブザ下町」とは?

「オブザ下町」は、根津の観音通りを探索しながら、見慣れた風景をスマホカメラで切り取り、そこに潜む魅力や違和感を発見するワークショップです。写真家や民俗学者、地域デザイナーと共に、地域住民や参加者が一緒に根津の風景を観察し、その中にある「ヴァナキュラー(地域特有の文化や象徴)」を浮かび上がらせます。タイトルの「オブザ」は「of the 下町」という意味と、フォト・オブザーベーション(写真観察)の手法を掛け合わせたものです。この手法を通じて、単なる映え写真ではなく、根津の街に潜む深い魅力を見つけ出します。

Workshop「そのもの美術館」とは?

「そのもの美術館」は、ワークショップ「オブザ下町」で撮影された写真を使い、参加者同士でその写真に込められた意味やアート的な価値を話し合い、作品として展示するプログラムです。地域の風土や環境、住民の日常生活に根付いた「暮らしのアート」を発見し、共有することを目指しています。
このプログラムを通じて、見落とされがちな日常の中にも「アート的な存在」があることに気付き、それを地域の一部として表現することで、根津の新たな魅力を広く伝えます。

パブリックフォークロアとしてのワークショップ

ワークショップの開催場所となるのは、不忍通りふれあい館です。地域全体を舞台にした公開フォークロア(民俗学的手法)として展開されるワークショップは、単に作品を作るだけでなく、地域の歴史や文化を深く理解し、それを未来へ繋げる活動でもあります。

ぜひ、このワークショップに参加して、根津の街と新たな視点から向き合い、地域の魅力を一緒に発見してみませんか?

事前予約フォーム:


ワークショップのサポーターとして、以下の専門家が参加します:

Gottingham 
写真家。アートセンターの企画運営職を経て、2012年よりソロプロジェクトとして活動を開始。国内外のアートセンターや研究機関、企業、デザインスタジオとのコラボレーションを中心に活躍中。
加藤幸治 
民俗学者、武蔵野美術大学美術館・図書館 副館長、同大学教養文化・学芸員課程教授。
若杉浩一 
デザイナー、武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所所長、同大学造形構想研究科教授。

Lu Mengyao(根津営みの美術館実行委員会)
Yang Hsinyi(根津営みの美術館実行委員会)

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