SoD, 第11章、オフィリスの手紙
<ドラゴンスピア城一階にて。とある一室にあった箱を開けると、そこには驚くほどの大金と手紙ひとつとが入っていた。その手紙を読んでみると…*便宜上いっぺんに訳す>
(この紙に書かれた字は手書きのものだが、整然として無駄がない。見るからに没個性的で―言葉より数字を多く扱う者の手になるものと知れる。それにはこうある)
「親愛なる<主人公>へ
元の額のお金を集めるのが遅れた上、それをあなたにお返しするのがまたさらに遅れてしまいました。辛抱強くお待ちいただいたことに感謝のことばもありません。ここに全額をお返しし、余分の17ゴールドを付け加えておきます。この程度の少額で私の罪が埋め合わせるものとは思いませんが、この上なお付け加えようとしていれば、すでに遅れているあなたへの返済をもっと長引かせることになるでしょうから。心身ともにお元気であることを願います。本当にありがとうございました。
敬具
バルダーズゲート、大公宮殿副財務官ゼンクの第一助手オフィリスより
追伸
もし私のことをお忘れでしたら、私はあなたのお金を使い込んだ者です。」
*オフィリスを襲って金を強奪した十字軍兵士は、ここにそれを保管してたわけ。ちなみに、すでに略奪者にいくらか使われちゃったのか、残念ながらそっくりそのまま「元の額」ではない。それにしても、ああ、オフィリス、ギャンブルに手さえ出していなければ…😭