成果と時間は関係ない!!は収入を増やすための労働をしているサラリーマンに当てはまらない
最近のビジネス本などで成果と時間は関係がない・・・っていうのもよく見ます。
一見すると、残業が多かったりする会社にいたり、何か自分を正当化するためには良い理屈に聞こえたりします。
しかし、本当にそうでしょか?
いえ、収入を上げるために時間を切り売りをしている労働報酬を稼ぐ方々にはこれは当てはまりません。
なぜなら時間を切り売りしているのですから、会社の売り上げが上がろうと、そうでなかろうと、労働に使った分に対して企業がお金を払う仕組みなのですから、企業的な成果の売り上げが上がるのと、労働を切り売りしている労働者の成果は全く異なるのです。
成果と時間は関係ないの詭弁
残業しようと、労働時間を増やそうと、時間をどれだけ使ったからといって成果が上がるわけではない・・・という理屈も合っていると言えばあっています。
しかし、それは会社のプロジェクトのあたりの側面であって、あなたの労働収入の増加の話をしているわけではありません。労働収入型であれば、そもそも残業をした方がコスパが高いです。
また、よく考えてください。
時間をかければ成果が上がる可能性は高くなっていくのは当たり前です。
ただ問題は現在の企業の細かいどうでも良い社内業務に時間をとられていて残業になってしまう場合にどれだけ時間を使ってもダメと言っているだけのことです。
また成功するかよくわからないことに対して時間をかけても成果に結びつかないことが多いので多くのパターンを作ってサクッと検証したり、した方が良いということです。
パターンをいくつも作ってテストするのも物理的に時間はかかるわけです。
あくまでも、時間と成果の大小は関係がないというのは、個別具体のひとつひとつのことを言っているだけです。
この点のビジネス的な研究論文には、プロジェクト進行の際にすごく綿密に調査をして行う場合と、ふとしたアイディアを一応のところ世に出した場合、時間をかければかけるほどうまくいくのであれば前者の方が成果がよくなるはずだかそうはならない事もある。したがって、プロジェクトの成功の可否に時間は関係がないというような結論であったと記憶しています。
しかし、それはひとつの個別具体を取り出して比較しただけの話です。
例えば広告を10パターンつくる、また20パターン作って、全てをテストするのであれば、それの方がチャンスは多くなるのは当然でしょう。それを生産性がないとか、非合理とは言いません。
よもやテストのためにパターンを作り、最も成果が出やすい部分を検討して、その後、結果が伴ったところに対して集中して広告経費を投下していく方が良いでしょう。
特に労働収入型の人が収入増加を成果として定義する際に、現在のビジネス本の時間をかけても成果は上がらないは妥当しません
あまりにキャッチーな言葉を「そうなんだ」と受け取ってはいけないと思います。
労働収入型の人で収入増加を成果として定義する場合は特に現在的に流行っている耳障りの良い成果と時間は比例しないは全くお角違いです。
動労収入型の場合の収入増は労働時間を企業に購入してもらった際に発生するものです。ごっちゃにして都合よく考えていると痛い目に合います。
また、やはり時間をかけたことと成果の大小は関係がないも労働収入型でなくてもやはり詭弁です。
先ほどにも説明したひとつの成果を取り出せば一見関係なさそうに見えるのですが、複数の物事を行って総合的に成果が良かったと判断するのが企業体ですから、何かを成功させるために複数の試みをやってみる際にはそれだけ時間がかかるわけで、時間をあてなければなりません。
物理的に仕事をたくさんしなければ成果なんて生まれないのです。
合理的、生産性が高いなどの言葉が好きな方は気を付けてください
合理的という言葉が好きな人や、生産性という言葉が好きな人は、よく理屈で考えてください。
「時間と成果の大小は関係がないとの研究結果が出ています」ということを知っていることをもって、自分が仕事に時間を多くさかないのは合理的で生産性が高いからだ、なんて思ってしまっている人が割と多くいます。
特に労働型の収入で働いている一般的な従業員の方々。。。
あなたの成果はプロジェクトの大小ではなく、会社が一応のところ存続していて契約した時間だけ労働力を提供することです。
つまり、生産性がなかろうと、あろうとも、あなたの収入にとって何も関係ありません。
そのことを先に念頭においてもう一度、自身がどうなりたくて生産性とか合成性とか言っているのかをよくよく考えて頂くと良いと思います。