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済州島の空き地に電気自動車が放置されてるという話

書いていたら日付が変わってしまった(汗)

概要

放置されてるのはBMW i3の事故車で所有者はレンタカー会社とのこと
当初は修理をしてレンタカーに復帰させようとしたそうだが、輸入車であるi3は修理代が高額で割に合わないとレンタカー会社は考えたらしい
なら放置することなく廃車にしてしまえば済む話だが、そう簡単にはいかない
放置されているi3は全て補助金を利用して購入したものだからだ
補助金を利用して電気自動車を購入した場合は購入後2年以内にその車を売却もしくは廃車にすることを禁じられている
もし破った場合は補助金を返還しなくはならない
それを回避するためにレンタカー会社は自社の土地に事故車を保管するしか無いとのこと
これと同様のことは他でも起きているそうで、「税金の無駄遣いだ」と批判する声もあるそうだ

個人的な感想

これは行政側の落ち度でしょ
レンタカー会社はあくまでも営利企業なのだから割に合わないことはしない
それに事故で廃車なんてレンタカーでは日常茶飯事だ
事故を起こした場合は、車両は全損か?偽装事故ではないか?などの検証をした上で保険会社や警察が発行した証明書を自治体に提出すれば廃車にしても補助金を没収しないなどの例外措置を設けるべきだったと思う
それかいっそのこと輸入車は対象外にするか、車両本体価格に制限を設けて修理費が高額になる可能性のある車種を対象外にするなどしても良かったかもしれない

でも、何故レンタカー会社は修理費が高額になる輸入車を導入したのかか疑問ではある
ましてやBMW i3は車体がカーボンファイバーで作られているので事故のダメージがモノコック(自動車の骨格)にまで及べば修理費はべらぼうに高くなる

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韓国製EVなら現在はヒュンダイ コナ エレクトリックと起亜 ソウルEVがある
コナは2018年デビューだから納期が間に合わないなどの事情で導入できなかったのはまあわかる

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でも2014年デビューのソウルEVなら導入できたんじゃね?
もしかしたらレンタカー会社の狙いとしては済州島は観光地だからプレステージ性を狙って高級車のBMWを採用したのかもね
しかし、高級EVを採用したいならテスラという選択肢もあったと思うのだが……

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さすがに車体サイズが最小のモデル3でもi3に比べればデカいので持て余すと判断したのだろうか
でも車両本体価格はi3と同等なので修理費を含めたイニシャルコストは確実にi3よりも安くなるはず
いきなり大量導入したのは勇み足だったね

日本でもEVのレンタカーが増えてきているけれど、同様なケースはあるのかな?
ちょっと暇な時に調べてみよう

出典

6000만원 BMW 전기차 수십대 제주 곳곳 방치 왜?
http://www.jejusori.net/news/articleView.html?idxno=329358

Dennis Sylvester Hurd
KONA Electric
https://flic.kr/p/23z9WSK

Jakob Härter
Kia Soul EV
https://flic.kr/p/XS7tHP

Rutger van der Maar
Tesla Model 3, S & X
https://flic.kr/p/2kW5vAp

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