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怖い話をしようか。

こんばんは。ちんちんむしです。
今日は豪雨と晴天の繰り返しで私の情緒みたいな天気でした。いきなり雨雲暴れ始めるのウケる。豪雨っていつも「そこまでしなくても」ってレベルで降ってきてウケませんか。私の笑いのツボすぎて爆笑してたら仕事が一緒だった人に「大丈夫か」と言われました。
仕事が終わった後、北千住でやっている都市伝説展に行ってきました。オカルト本や番組や雑誌を読みまくっていてそういうイベントも結構行っていると見たことあるもの、知ってるものばかりではあるのですが、別々で見てきたそれらが同じ場所に集結してる点で物凄い感動しました。

さて、その展示を見てたら怖い話でもしたいなという気分になりました。今日は、過去にあった実体験の怖い話を2つ書いてみようと思います。(怖い話が嫌な方は閉じてください)


1.海のお土産

私は不登校児で小学校には殆ど行ってないと言いながらも、呼び出されたり学校に無理矢理連行されたりして学校に行ってた少ない思い出があります。そんな学校に行ってるシーズン(連続で2ヶ月行けたらいい方だった)に、校外学習がありました。どこの海だかは忘れてしまったのですが、その時人生で初めて潮干狩りだったか、海に行きました。岩場の多い場所だったことは覚えています。
勿論、そんなに学校に行っていないのだから、自由な時間に遊ぶ友達はいませんでした。海で遊べる時間でも、私は一人で、初めて海に入り浅い場所でお散歩して遊んでいました。タコの死骸を初めて見ました。砂浜に埋まる貝殻を一人で集めて楽しみました。
クラスメイトの、お友達とはしゃいでいた皆よりは楽しめてないかもしれないけれど、私は初めての海がすごく嬉しかったし、大量の貝を持って家に帰りました。お気に入りの透明水彩絵の具でこの貝の絵を描こうと思いました。

家に着いてチャイムを押したら母親が出てきて、一言こう言いました。
「後ろにいっぱい人がいるね」

2.空からの糸

ある日、今日はナントカ座流星群の日だからと母と姉がアパートの階段のところから星を見ようと話していました。私も行くかと聞かれたのですが、その時偏頭痛は酷くて私は寝ると断り、二人は出ていきました。私は布団に入りました。
しばらくして、家のチャイムが鳴りました。二人が戻ってきたのでドアを開けると、母親が手に何かを包み込むようにして持って言いました。

「空から紐が下がってきたよ」

差し出してきた手には何も乗っておらず、「どういうこと?」と聞き返しても、何度も何度も何度も「空から紐が下がってきたよ」と言うだけでした。

「流れ星見えたの?」
「空から紐が下がってきたよ」
「紐って何?」
「空から紐が下がってきたよ」 

ずっと同じ調子で、同じ発音で、同じ表情のまま、母は手に何かを包むように持ち私に差し出しながら、「空から紐が下がってきたよ」と言い続けました。

気がつくと私は玄関で寝ていて目が覚め、部屋でパソコンを触っている母親に「さっき流星群見てきたんだけどさ、」と言われたのを無視して寝室に入りました。


以上が私の思い出の中にある実際にあった怖い話です。
ささやかな話だし、もっと怖く話せる文章力があったら良かったのですが。
何かわかる方がいたら、空からの紐のお話は情報をお願いします。


早くちょうちょになりたい