タイムヒーロー
[物語]
空間物理学の権威だった父親が交通事故に遭う。
学業一筋の父親に反目して刑事になった主人公だったが、瀕死の重傷の父親から、その死の間際に、「この奇跡を使いこなせ」という謎の言葉とともに「懐中時計」を遺品として渡される。
その懐中時計は、時間を静止させる力を秘めていた。
そして、その開発が原因となり、交通事故を装って父親は殺されたのである。
主人公がその時計を手にしてから、度重なる偶然から様々な事件に遭遇する主人公。「神の力」か、「悪魔の遺言」か?
父親の遺言に悩み抜いた主人公は、父と袂を分かったときに心に誓った言葉を思い出し、決断を下す。
「人の心の悲しみを産まない道を目指す!」
絶対静止の時の狭間で、主人公は正義を守れるのか!?
[キャラクター]
時任真一:
殺人課刑事。父親の遺品「時間静止の懐中時計」の力を使い、自分の信じる正義のために動き出す。悪意渦巻く運命の流れを止める戦いの中、父親の交通事故を偽装した謎の組織と暗躍に立ち向かうことになる。
時任義一:
空間物理学の権威。「小型のタイムマシン」とも言える「時間静止の懐中時計」を完成させるが、それが原因で死ぬことになる。死の間際、真一に懐中時計を託す。物静かだが、正義感に溢れる人物。妻であり、真一の母親「玲子」の死に際に会うことができず、それが原因で真一は父親と袂を分かつ。