赤ちゃん飛行機

「赤ちゃんと飛行機で移動するのが不安です。」|編集長がこたえます

大きな声では言いづらいちょっとした悩みや、あえて近い存在のひとには話しにくい悩みは誰にでもあるもの…。

この連載では、みなさまから匿名で募集したお悩みに、NEXTWEEKEND編集長 村上萌が答えていきます。

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今日のお悩みは「赤ちゃんと飛行機で移動するのが不安です。」

実はこちらはかなり多いお悩みで、「いつになったら赤ちゃんと飛行機に乗れるんだろう」と思っているうちに、「子供が走り回るようになって、ますます乗れなくなってしまいました」なんていう人もちらほら。

娘が産まれてから2年。
1ヶ月に2度は飛行機で東京と札幌を行き来してきました。
そして分かったことは、勝負は乗ってからではなく、乗る前から始まる!ということ。

月齢に応じてコツも変わりますが、今回は生後3ヶ月程度から1歳までの乳幼児向けの
飛行機の乗り方をご紹介します。


1、乗る前にとにかく遊ばせる


子供が産まれる前は搭乗ギリギリに空港に到着なんてこともザラにありましたが、産後は1時間は早く行くようにしています。

到着してからやることは、とにかく飛行機の前に沢山遊ばせるということ。
大きな空港にはプレイスペースもあるので、事前にチェックしておくことをおすすめします。

寝ているからといってそのまま抱っこしていると、機内でスーパー元気状態になってしまうので、起こすのは心苦しいですが、そっとプレイスペースにおろしてみたりと工夫をしながら搭乗までの帳尻を合わせてみてください。


2、乗る前にできる準備


【オムツ交換】
オムツ交換はよっぽどじゃない限りギリギリで良いと思ってます。
たいして交換タイミングでもないのに空港についてすぐに換えてしまうと、結局離陸前にもう一回なんてことになるので、あまり焦らず…!

オムツ交換は機内のトイレでもできるのです。
(ただ、子供と一緒だと自分がトイレに行けないので、必ずチャイルドシートがあるトイレで自分のトイレを済ませておくようにしましょう。)


【ミルク】
空港にはいたるところに授乳室があります。
粉ミルクの方は、空港に到着すると同時に熱々のお湯で作るか、水を持っていってギリギリに適温で作るのがおすすめ。

母乳の方は、搭乗前にお腹いっぱいにさせてしまうと赤ちゃんの耳が痛くなる離陸時に飲ませることができないので、抵抗がなければ授乳ケープを機内に持って行き、離陸時にちゃんと飲んでくれるように調整するのがおすすめです。

【荷物の分別】
子供が産まれる前は、飛行機が到着してから預けた荷物を待つのが嫌で、全て機内に持ち込んでいましたが、子連れの場合はとにかく身軽にすることがおすすめ。

基本的に荷物は預けて、手荷物は極力少なくするのが◎
機内に持ち込んで良かったものは以下です。

・ミルク
・授乳ケープ
・お菓子
・ちょっとしたおもちゃ
・Wi-Fi環境がなくても音がなくても楽しい動画
・自分用の本など


子供が寝た後、起こすまいとしてカバンから携帯や本を取り出すことも難しくなるので、
事前に座席前ポケットに色々と入れておくことをおすすめします。


3、搭乗してから


【耳抜き】
赤ちゃんは自分で耳抜きができないので、耳が痛くて泣いてしまいます。
大人が唾を飲み込んで耳抜きするように、離陸の瞬間に何かを飲み込めるようにしてあげましょう。

一番のおすすめは、作っておいた適温のミルク、もしくは授乳ケープをかけて母乳です。
空の上に行く頃にはちょうど飲み終えて入眠してくれる可能性も高くなります。(私は大体これで、到着まで子供が寝てくれていました)

ただ、搭乗と同時にミルクをあげてしまって離陸時にもう飲み終わってしまったり、どうしても授乳できない状態などの場合は、おしゃぶりやスナック、水など、
とにかく赤ちゃんが何かを飲めるように準備してあげましょう。

【赤ちゃんが泣いたら】
シートベルト着用サインが消えている場合は、立ち上がることができます。
もし赤ちゃんが泣いていたら、立ち上がって後ろの空いているスペースで、
外の景色などを見せてあげてそのままぎゅっと抱きしめて耳元で小声で歌をうたうと、少しずつ眠ってくれたりします。

立ち上がれない場合は、お母さんが焦ると子供も焦ってしまうので、おもちゃや動画などで気を紛らわせましょう。座席は基本的にはすぐに立ち上がれる通路側がおすすめですが、母乳の方で授乳される場合は、空席の多い一番後ろの席の窓際が落ち着きます。

日本国内の場合は長くても2時間程度のフライトなので、以上の作戦がおすすめ。
動画では海外旅行に持っていってよかったものもご紹介していますが、
海外へのフライトの場合、子供が10kg以下なら赤ちゃんを寝かせることができるバシネットのある座席を予約しましょう。

小さい子供を連れた旅行は勇気がいりますが、
ぜひ今しかない時期を楽しんで、一緒に良い思い出を沢山作れますように!