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共働き3児の母とワーケーション

ママ記者になって

初めまして。今村茜といいます。小学生の娘2人と、この間生まれた赤ちゃんの3人の子供がいます。リモートワークやワーケーションの記事をよく書いています。ここでは、私がなぜそういった働き方に関心を持ったか、自己紹介を兼ねてご説明します。

私は2006年から、全国紙で記者をしています。その前は筑波大学で国際関係を学び、さらにその前はニューヨークで高校生活を送っていました。さらにその前は鹿児島で、桜島を眺めながらすくすく育ちました。

入社4年目に結婚し、5年目で出産しました。同期の中では早いほうです。記者職から定時の内勤になり、そのうち2人目も出産。もともと人に会って話を聞くのが大好きな性格(だから記者になりました)。

「外に出て取材して記事を書きたいな」と思いつつも、夫多忙のためほぼワンオペ状態で毎日ヒーヒー言っており、無理な相談でした。夫が(大変なのは分かっているけど)思う存分仕事できるのが羨ましいな、とも思っていました。

そして、上の子が小学校にあがる頃、念願かなって外勤記者に異動になりました。張り切りました。でも、私には子供が2人いる。周りの、夜討ち朝駆け(記者はネタを取るために取材相手が夜帰宅する際や朝出勤する時を狙い、話を聞きに行きます)ができる記者のように働けない。

うーん。時間に限りがある私は、どうやって働く?

育児はハンデじゃない、強みだ

悩みました。で、出した結論が、「育児をハンデではなく強みにして働く」。育児をしている私だからこそ、見えるものがある。子育て目線を活かす、というものですね。幸い経済部だったので、女性活躍、働き方改革、男性育休、などなど当事者である私が書きやすいマターはたくさんありました。

プラス、良いか悪いかは置いておいて、仕事でもプライベートでも、いつも「どうしたらもっと効率がよくなる?」と考えてました。

私が最も削減したかったのは「移動時間」。だから、買い物は2017年からずっとネットスーパー&生協。仕事では朝取材先に直行し、何件か取材先を回り、そのまま原稿を執筆して、保育園に迎えるよう、「必要なものをすべて詰め込んだ小さなスーツケース」をバッグ代わりに。いつもゴロゴロゴロゴロ、転がして歩いていました。

スーツケースの中には、PC、カメラ、ICレコーダー、電子辞書、最低限の執筆用資料、汗かいたようの化粧ポーチ、マイボトル、などなど。普通ならオフィスに置いておくようなものも小型化して持ち歩き、スーツケースさえあればどこでも不便なく働けるようにしました。

もちろん出社しないといけない日もあり、そういう場合は会社でしないといけないこと(打ち合わせや書類提出)をまとめてする日に。

そういう働き方をしていると、次第になんだどこでも働けるじゃん」と思うようになります。その頃ですね。取材を通じて「ワーケーション」という言葉を知ったのは。

「どこでも働けるなら、働きながら旅行するのもありじゃないか?」

(「2年前の夏休みに親子ワーケーションしたわけ」に続きます)

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