3月27日知事発言に影響を与えたのは3日前(24日)の出来事?


3月27日の「嘘八百、公務員失格」の発言が無ければ今日の兵庫県政混乱になっていないのでは。
では、なぜ斎藤知事は失言してしまったのだろうか。

6日の百条委員会、知事は考えるまでもなく「24日は休み」と答えた。そして、委員の「何をされていたか?」の質問には明確な回答を避けた。

24日の知事行動についていくつかが分かってきている。
⚪︎午前、尼崎までの公用車運行記録あり。
⚪︎午後、京都で開催された日本維新の会党大会
24日16時、斎藤知事は、馬場代表、吉村代表、前原議員(教員無償化を実現する会)の次に来賓挨拶に立つ。

先に、吉村共同代表は、党員に大きな「熱量」を発っせよとはっぱをかける。自分は知事との立場で頑張っており、奈良県知事、斎藤知事は盟友であるかのように紹介する。そして、万博は将来のためだと確信しているので、批判には絶対負けない。教育無償化も大きな反対勢力があったがブレずに実践してきた。 
この挨拶で会場は大きな熱を帯びる。

そんな会場の熱量のなか、斎藤知事は演台に立つ。ホームでの登壇であるためか、和かな表情で出てきた斎藤知事は、兵庫県をパラダイムシフトさせる予算を決めたと成果を示す。反対勢力の中で頑張っていること、若者・Z世代応援パッケージを進め、若者の政治への関心を高めると訴えた。正直、維新の中ではこんなに雄弁に語るのかと驚いた。そして、次の選挙に向けた決意表明にも聞こえた。
「抵抗勢力には屈しない!」
そう覚悟を新たにしたような姿だった。

この挨拶の中で印象的だったのは、今年1月に逝去された室井邦彦参議院議員(尼崎市)の名前を上げたこと。
室井議員は斎藤知事初選挙の際の、兵庫維新の会の代表。斎藤候補の尼崎選挙事務所を用意し、選挙戦を中心で支えた。内情は詳しくわからないが、就任後も斎藤知事は室井議員を頼りにしていたと容易に想像できる。

斎藤知事は、党大会に向かう前に選挙戦原点の地尼崎を訪れている。
もしかしたら、故室井議員に弔意を表しに行ったのかも知れない。
そうだったら、党大会の熱い決意表明も理解できる。

いずれにせよ、3月24日は斎藤知事にとって特別な日になったのだろう。

反対勢力に負けないで県政を前に進める。
その強すぎた維新スピリッツが冷静な判断を狂わせ、「嘘八百、公務員失格」まで言わしめたのではないか。

誰しも感情的に、また熱くなることはある。
しかし、指導者はすぐに客観的にならねばならない。
直ちに軌道修正出来なかったことが残念でならない。

https://www.youtube.com/live/Ckqbi-Wg4bA?si=6w6NBEAaK-TIS4pC

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?