「Web of Life(ウェブ・オブ・ライフ)を読む」ワークショップへの想い
8月17日(土)に「Web of Life(ウェブ・オブ・ライフ)を読む」ワークショップを開催いたしました。
全6回にわたるワークショップとなりますが、NexTreams合同会社は、なぜこの本を題材としたワークショップを企画したのか、皆様にお伝えしたいと思います。
私たちのメンバーはNexTreams設立前にも、早くから「Teal組織」の翻訳を自ら行い熱量をもって自発的に周りに伝えたり、Holacracy紹介・導入のワークショップを日本で開催するサポートを行ったり、様々な内省・成人発達のプログラムを日本に紹介したりしてきました。
「大海の一滴」のような動きではありますが、この日本でも、自己組織化・Teal化支援の流れに先駆けて貢献してきた想いをもって、その流れの中でNexTreamsの設立・活動も進めてきた経緯があります。
こうした流れは、組織や社会のメインストリームになるところまではまだまだいってはいませんが、以前より敷衍して広がっていってきつつあります。
しかしながら同時に、NexTreams自身の中では、言葉にしたくてもしにくい隔靴掻痒(かっかそうよう)の想いや気持ちがありました。
それは「このムーブメント・流れは一過性・ブームのようになっていないか」「キラキラしたものだけに短絡的に目が行っていないか(シャドウに目が行っているか)」「何か本質に迫れていないのではないか」といったものであり、こうした動きは、何かしら海外の先進事例として日本に輸入されてきた根無し草的なものへの自らを含む危惧といったものだったと今にして思います。
そうした時に出会った本がフリッチョフ・カプラの「Web of Life(ウェブ・オブ・ライフ)」です。この本はケン・ウィルバーの4象限マトリックスの中の右下象限の高次段階を示すものとして、名前が出てくるほどの書籍ながら、未邦訳もあり、少なくとも日本では、あまり重要性を知られていませんでした。
また、パラダイムシフトを平易に分かりやすく説明してながら、同時に30年近く前に書かれた科学史であるため、より関心を示す層が限定されてきたこともあると思います。
しかし、私たちNexTreamsはこの半年以上、10回以上の合宿を経てこの本を読み込むほどにのめり込みました。なぜなら、この本には、これまで私たちが海外の先進事例を「ある種ツール的に扱うことへの危惧」や「45億年の地球の歴史、そして数千年の世界・日本の文明史とのつながりとして見る」ことを、ものの見事に解き明かしてくれているものだったからです。この本はただの科学史ではありません。
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対人支援・組織開発・組織進化・ソーシャルイノベーションの根底にある本質的なパラダイム・文脈を掴み、新たな視点から、今起こっているムーヴメント・活動でのこれからのプロセス・変容を可能にする
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正に、これまでの認識をアップデートし実在に迫っていく名著です。
この確固たる新たなパラダイムの視点を得ることで、皆さんの日々の活動が、生命史の流れとしてつながり、人類史の進化のプロセスにいる意義深いものであることがわかり、日々の生活の中での静かで確実な変容を促していくことができるのではないか、こうした思いから、今回のワークショップ開催につながりました。
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この、認識のアップデートの旅にぜひご参加ください。
【主催】
NexTreams合同会社
2020年12月に、石井宏明、桑原香苗、安田健一、山田希の4人で立ち上げました。
この世界で本当に大切な願い(パーパス)を実現したい人と組織のために、ティールレベルの組織環境の生成と、そこで働く人が新たな環境に適応してさらに成長できるようなサポートを行なっています。
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