Pスタンオラクルの全て+Pスタンの環境について
こんにちは、ねくすとです。今回の記事ではPスタンのオラクルを取り上げたいと思います。
GPAKIBAの開催で盛り上がりを見せているフォーマットですが、僕もみるたえの調整チームに入ってかなり真面目にPスタンに取り組んでいました。
残念ながら僕は本戦に進めなかったのですが同じ調整チームから6人本戦進出者が出たうえに優勝者も出たので環境的には正解を出すことができたのかなと思います。
その正解の一つがオラクルです。現在のPスタンでは文句無しで環境トップの一角と言うことができるでしょう。
さてここから本題に入りますが、Pスタンの環境をスタンダードプレイヤーが理解するにはまずオラクルというデッキがどんなデッキなのか理解しなければ始まらないと思うのでそこから入りたいと思います。
Pスタンのオラクルにはスタンのオラクルのような山を一周させたりする難解な動きはありません。基本はGBに頼らない強力な基盤と新イチキシマで対話拒否気味に押し込むデッキになっています。
問題の新イチキシマがこれ。Pコレ収録なのでG環境のプレイヤーでもスタンしかプレイしてないと知らない人もいるかと思います。
テキストは前列のパンプとガーディアンの自動効果の無効。ガーディアンの自動効果にはGガーディアンの効果の他にも完全ガードのテキストやプロテクト2のパンプも含まれるのでほとんどのデッキが基本ガード値だけで守り切ることになる非常に強力なカードです。
といっても実際の構築を見てみないことにはイメージが湧かないと思うのでここで構築を見ていきます。
G3 ヘキサゴナルメイガス4 インペリアルドーター4
G2 レクタングルメイガス4 おらんじぇっと4 ヒートエレメンタルボーボ4
G1 クォーレメイガス4 ぱねとーね4 テトラメイガス4 アメノムラクモ1
G0 Fvロゼンジメイガス
オラクルガーディアンニケ4(新、☆)
お天気お姉さんちぇんどる4 (新、☆)
サイキックバード4(旧、☆)
スフィアメイガス4(新、治)
Gゾーン 新旧イチキシマ各種4 ウルティマ1 アメノサグメ1 シブリーズ1 GGアマテラス2 ばばろあ1 エイペックス1 アグリーム1
まず構築の方針の話から
このデッキは初回超越を獲得した上でそのまま新イチキシマで初回キルを狙うことを目標に構築されています。
序盤にぱねとーねやレクタングルで星を当て、超越後にさらにクォーレボーボ、ぱねとーね、テトラ、レクタングルなどの豊富なデッキトップ固定系のカードを用いてそのままゲームを終わらせます。
初回キルの方針にそぐわないカードは全て抜いているため他の方のPスタンオラクルの構築とは少し違っている点もあると思います。不採用のカードについては理由も含めて後述します。
ではなぜアドバンテージを取ることに長けたオラクルというクランで初回キルに拘るのか?
その理由を説明するために少しPスタンの環境の話をします。
僕たちのチームがPスタンに参入した当初、デッキ分布としてはゴルパラ、ダクイレ、ネオネク、そしてオラクルがシェアの大半を占めていました。
各種デッキの詳細な特徴と構築は本筋とずれるので書きませんが、大雑把に説明すると
ダクイレ: 基盤は弱いが超越権を渡すとハンド点数関係なく死ぬ
ゴルパラ: 先行を取られるとこっちが3に乗るまでにハンド次第では2回超越される
ネオネク: 基盤がほぼスタンのカードなのでとんでもなく強い、初回は強いがダクイレほどではない
こんな感じです。つまりそもそも2回超越する余裕がないのです。(ダクイレには超越権渡したら終わり、ゴルパラの3回目、ネオネクの2回目の超越は耐えられない)
なので構築そのものをできるだけ初回超越権が取れるように、そしてその取った初回でそのままキルできるようなデッキに仕上げました。
では、ここから主要なカードの採用理由、不採用理由、マリガン、プレイ、環境考察に分けて解説していきたいと思います。
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