コミュニティ/組織でブロックチェーンを利用する理由
初めまして、Nextmergeの飯島です。
Nextmergeでは、TIPWAVEというウォレットを運営しており、
ウォレットを持っていない相手にも、SNSのIDを宛先として、コミュニティのトークン(オフチェーンも可)も送付することができます。
DiscordやTwitterをやっていればユーザがウォレットを作るという行為をしなくても自動的にトークンを受け取ることができます。
DAO協会のREPホルダーもやらせていただいております。
上記のような事業をやっておりますので、ブロックチェーンを利用したコミュニティやNFTなどのコミュニティにおいて、トークンやポイント(オフチェーンのものを指す)を利用した設計や運用を利用者の皆様と共に進めております。
今回は、題名にある通り私の考えているトークン設計について記載します。
なぜブロックチェーンを組織に入れるのか
組織やコミュニティにブロックチェーンを導入することが話題になっています。
そして、ブロックチェーンを導入するとトークンを利用することができます。
トークンはNFTやFTという形になり、応用の幅は広く、これらを利用できることがブロックチェーンを利用するメリットです。(その他にもメリットはあります)
当たり前ですが、ブロックチェーンを利用するメリットが少ないと感じるのであれば、ブロックチェーンを利用する必要はありません。
なぜトークン(ポイント含む)を組織に入れるのか
トークンを入れることで、仕事や行動など全てをスコア化することができます。
この段階では、下記二つの選択肢がありますが、一旦後に回します。
・ブロックチェーンを利用したトークンでスコア化する
・DB上のポイントでスコア化する
トークン(スコア)を稼げる=コミュニティから求められていること
という形でトークンを貢献してくれた人に配ることで、「コミュニティから求められていること」をコミュニティの参加者や外部の人に実施してもらうことができます。
同じ概念として、円やドル、楽天ポイントなどが考えられます。
日本円というものは、日本という国(社会)が求めていることを行うと稼ぐことができます。
そのため
社会に需要のない行為に対しては、日本円は支払われにくい(都合上支払われることもある)です。
この部分から、
日本円が支払われにくい=社会に必要とされていない
という認識を持つ人間がいますが、これは間違いです。
こちらに関してこちらの記事で見解を述べていますので、興味のある方は見ていただけますと幸いです。
リンク:後日公開
上記のように、社会やコミュニティから求められていること(貢献)をすると報酬(対価の方が近いかも)がもらえます。
報酬の一つとしてトークンを渡す(受け取る)ことができます。
貢献に対して、報酬(対価)がもらえるというセットが基本になっており、それを円滑にするのが通貨であり、トークンです。
下記が貢献と報酬を実施する上での一例です。
貢献と報酬の関係性について
なぜ報酬が日本円ではないのか
これは結論ですが、報酬が日本円である必要ないからです。
日本円以外にも報酬には、複数の選択肢があります。
例.
・物品の支給
・株式
・何かができる権利
・社会的な地位
・信用
・褒められる/感謝される
など、貢献に対する報酬は日本円以外でもすでに存在しています。
トークンの役割は、
上記で述べた報酬(これ以外にも無数に存在する)や日本円と何かしらの関係を持つことです。
これらの理由から報酬は法定通貨以外でも成り立つと考えられます。
なぜオリジナルのトークンを発行するのか
コミュニティの状況に合わせて発行/利用できるからです。
日本も日本円を使っているのように、自国(自コミュニティ)で発行権を持っているというのは大きなメリットです。
上記で挙げたような報酬は多くあり、コミュニティの状況により、提供できる報酬が変わります。
より小規模の通貨を作ることで、コミュニティにとって価値の高いが、コミュニティの損失が少ない報酬を与えることで、効率的に報酬の設計(経済圏)を作ることができます。
終わりに
ブロックチェーンを導入を検討している場合、上記の内容を把握することで、その先で何をしたいのかを実現するとができるようになります。
日本国内で合同会社型のDAOとして、登記できるようになって来ており、
そちらの支援や経済圏創出の参考になれば幸いです。
こちらの記事を読んでいただいた方へ、ブロックチェーンの導入や合同会社型のDAOについて興味があれば、ご連絡いただけますと幸いです。
無料でお話しさせていただけますと幸いです。
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