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NOTE Vol.75 見えざる壁を超えるために、トレーナーに求められるのはチーム力?

Vol.75 見えざる壁を超えるために、トレーナーに求められるのはチーム力?  


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みなさんこんにちは。Kentoです。


パーソナルトレーナー = 個人事業主(節税目的の法人も含む)


⇨個人で戦う職種



というイメージが強いと思います。しかしながら、当然一人で動ける範囲には限りがあり、ある一定のところ(収入)に到達すると、見えざる壁にぶち当たります。


「セッション時間 × セッション数 × 単価」の壁です。


どんな人でも1日は24時間ですし、1週間は7日間です。
つまり”セッション数”と”セッション時間”には天井があり、単価をあげようとしても、おそらく数万円/1時間までが限界です。


「ではどうやってこれ以上に規模を拡大させていくのか?」


実際に自分は、パーソナルジム経営・映像ディレクション・トレーナー・書道講師・会計業務において、ざっくり6~7名体制(都度変化あり)でチームを作り、仕事をしておりますが、結論から言うと、全てフリーランスの人間で構成をしています。

 「意外」と思われるかもしれませんが、過去何人もの"売れっ子トレーナー"と呼ばれる方々とお会いしてきて、その中の8割以上は、規模は違えど自分の弱点を補完するチームを持っている、という印象でした。


今日はこのテーマについて、最小経費に抑えて利益の最大化を狙う、僕なりのチームビルディングについてお話ししていきます。



目次

1. 一人の限界と”レバレッジ”の思考法
2. 人を雇って規模拡大はもう古い?
3. 単なる外注ではなく機動力のあるチームで進む
4. クラウドソーシングサイトは当たり確率の低いガチャ
5. コミットメント格差
6. トップダウンでの意思決定は、時として裸の王様になり得る





1.一人の限界と”レバレッジ”の思考法



 誰もが経験する道だとは思いますが、パーソナルトレーナーとしての活動し始めの時は、知識のインプット、会計業務、HP作成、その他集客&プロモーション、雑務。ほとんど全てを自分一人で担うと思います。


パーソナルトレーニングジムを開いても、清掃業務、受付、メールチェック、顧客管理、プランニング、その他諸々...


初めは必死に食らいついて、軌道に乗せる努力をすると思いますが、その後、”自分の稼働時間の限界”という壁にぶつかり、「これ以上規模を拡大させるためには、人の手を借りなければいけない。」というフェーズが必ずきます。


実際に自分がパーソナルジムを開業して3ヶ月目で、初めて売り上げが100万円を超えた時、1日のうち10時間をパーソナルトレーニング業務、2時間をマーケティング戦略&HPの書き換え、5時間をYouTube(インプット&アウトプット)、1.5時間を清掃・メンテナンス・事務作業にあてていて、睡眠時間は4,5時間程度でした。



このままでは体がもたない。もっと他のことにもチャレンジしたい。

そう思い、目先の売り上げは捨てて業務を外注し始めました。



外注の例

・トレーニング指導の6割は業務委託のトレーナーへ
・事務作業&清掃業務はアルバイトへ
・タスク管理はオンライン秘書へ
・食事の用意は、サブスクのお弁当サービスへ



外注化を上手くランニングさせるまでにやや苦労はしましたが、今では、パーソナルジムにコミットする自分の時間は当初の4分の1程度になり、当時はやっていなかった、セミナー講師や、ワークショップの開催、年10回の海外渡航など、活動の幅も広がりました。


外注しながら、うまく走らせていくための5つのステップは以下になります。(あくまで僕の考えです。)


(1) SNSで受注先を募集。(ざっくり自分のバックグラウンド・思考を理解している人に効率よくリーチできる。)

(2)軽い仕事を頼んで、一定期間様子を見る。

(3)試験期間でレスポンス、スキル、成長期待値等をスクリーニングし、いい人がいればチームにジョインしてもらう。(稀に試験期間なしの人も。)

(4)ある程度の教育コストをかけて、質とスピードをあげる。

(5)メインプロジェクトをスタート。




「人を抱えると、固定費が増えちゃうんじゃないの?」

と思う方もいらっしゃると思いますが、ランニングコストを抑え、一人でやっていた時よりも利益を最大化することは可能です。

(外注化の肝は、次のセクションでお伝えします。)




 

2.人を雇って規模拡大はもう古い?


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