卒業生インタビュー第1弾!三上拓也さん
next AOMORI卒業生インタビュー第1弾!
トップバッターは驚くほど多種多様な経歴を持つ、next AOMORI 2期生の三上拓也さん。
凄まじい情熱を持つ敏腕ビジネスマンでありながら、誰にでもフランクに接してくれる三上さんにお話を伺ってみました!
プロフィール
next AOMORIへの参加のきっかけは?
本職が国際法務家であり中小企業グローバルアドバイザーですので、国際企業に対して法務サービスを提供するのが普段の僕の仕事です。
浅虫の地で何か自分でやろうとするのであれば、自分が起業家という前提で物事を見て考えなければうまくいかないと思い、自分がアドバイスをもらう環境が必要だと考え始めたタイミングでnext AOMORIの募集情報がfacebookに流れてきて、応募を即決しました。
フィールドとして浅虫を選んだ理由は?
20年ぶりにアメリカから浅虫に移住定住しました。僕は青森市出身ですが浅虫出身の妻と家族が住んでいたので何も考えず浅虫へ。浅虫は小さい頃から夢と思い出がつまった場所です。
北米に戻る予定が変わり定住することにした頃、妻が「軽度障害者で女性のみ、動物共生型グループホームを作りたい」と言い始めたのがきっかけで、僕なりの共同案を形にするプランをつくりました。next AOMORIでブラッシュアップできたらと考えました。
実際にプログラムに参加してみての感想は?
プログラムはイメージとやる気があって具体的に一歩踏み出すタイミングの方にはベストだとおもいます。期間設定も途中のフォローも絶妙でしたし、講師陣も講義内容も素晴らしく、総括すると各講座日程とそのテーマとが上手く設計されていたとおもいます。
他のビジネスプログラム等では、講師陣が内容の権威づけとして例えばハーバードやシリコンバレーでの事例を持ち出したりすることが多く、僕自身現地ででさまざまな経験をしているので、話している内容がちょっとうさんくさく感じてしまうことが多くて(三上さんはハーバードケネディスクールで学びシリコンバレー在住10年)
でもnextAOMORIの講師陣は、情報やロジックをきちんと理解して話していたり、熱を持って話していたり、自分のなかで咀嚼してどのように有効活用すれば良いのか、といったところまでお話されていたので、「なるほどな」と思うことも多かったです。
あとは、一生付き合いたいと思えるメンバーと出会えたことが大きいですね。
半年間という短い期間であったものの、できる人はほぼプランを実現されましたし、スタート地点ではプランが0の状態だった方でも、卒業時には「十何年も事業をやってきたんじゃないか」と思えるくらいに成長されました。成長スピードが速いメンバーを目の当たりにすると、「僕も頑張らないとな」と思えました。
あとは事務局の島さん・鈴木さんのそれぞれのキャラクターが魅力的だったことがコミュニティを育んでくれたと思います。絶妙なタイミングでコミュニケーションをとってくれたりしたので、受講生も安心感と信頼感がそばにあることがわかりやすかったのがよかったですね。目に見えない間をどう生かすか?が大事です。それが見事にありましたね、next AOMORIには。
卒業後の現在の活動状況はいかがでしょうか?
地元の問題である低廉な空き家問題を解決すべく古い温泉民宿を購入・リフォームし、農福連携施設を建てる計画を進めています。来年春にオープン予定までこぎつけました。
温泉付きで、2階が軽度障害者のグループホームになっており、目の前には湯の島を一望できるテラスもあります。1階はオールシーズン水耕栽培及び農産加工物の作業(B型就労支援事業)ができる場所になっています。
最終プレゼンで発表した帆立の販売についてはすでにスタートしています。海苔の養殖も培養施設が出来上がり次第始められる予定なので、そこも職場として通えるグループホームの計画を進めています。
最後に、今後の受講生に一言お願いします!
事業のイメージや、やりたいことがぼんやりとあるけれども一歩踏み出せないというような方はぜひ参加した方が良いと思います。
nextAOMORI卒業生には僕のように熱く過激な発言をするような方も数名いて(笑)
それが面白かったり、そういう方が様々な事業を手がけていたりします。
ぜひ僕らを目指してくれ!と言える方がたくさんいるので皆さんもその一人になってください。
インタビューを終えて
パワフルでエネルギッシュな三上さん!
三上さんとお話していると手がけていることの規模感が大きいので圧倒されますが(笑)、そのような中でもどこか親しみも感じられるような方であり、nextAOMORIメンバーのみんなからも愛されています。
三上さんは卒業生メンターとしても関われる方なので、受講生の方はぜひ積極的にコミュニケーションをとってみてくださいね!
インタビュー・執筆:上野莉歩
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