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卒業生インタビュー第3弾!齊藤望さん

next AOMORI卒業生インタビュー第3弾!
今回は多様なNPOに関わりながら市役所職員を約30年間勤めた後、働き方が180度異なる民間会社に転職した
2期生の齊藤望さんにインタビューを行いました!


プロフィール

齊藤 望
青森県平川市出身・在住

30年間の平川市役所勤務を経て、今年度より青森市の株式会社Qlock Upに入社。
また、社会的活動として以下のNPO法人での活動も行っている。
特定非営利活動法人弘前こどもコミュニティ・ぴーぷる 理事
特定非営利活動法人ファザーリング・ジャパン 理事
特定非営利活動法人ブックストア ソリューション ジャパン 事務局長

平川市連合PTA会長、青森県PTA連合会理事、
平川市の附属機関である子ども・子育て会議委員など、さまざまな教育行政に関わっていた。
また、子育て支援、父親支援、ワークライフバランス、イクボスなどをテーマに講演活動を実施するほか、親子を対象にした手作りおもちゃのワークショップや子どもたちへのテニス指導を行っている。

最近では「SDGs for School 認定エデュケーター」や 「ゲット・ザ・ポイント ファシリテーター」のSDGsの資格を生かし、学生や教師、行政職員を対象にSDGs講座を開催し、普及・啓発活動を行うほか、デジタル庁から任命を受けたデジタル推進委員としてシニアや障害者の デジタルデバイドの解消を進めている。



next AOMORIへの参加のきっかけは?

当時、申し込む時点ではまだ地方公務員で市役所に勤めていたので、様々な社会課題に関しては日々現場で目の当たりにしていました。

その中で自分には何ができるかを考えた時に、これまで業務として対応していた新型コロナウイルスのワクチン接種や子育て支援、産前産後のケア、健康寿命の延伸などに関して、公務員という立場ではなく「民」の立場で解決できないか、と思い、何かヒントを得られたらとnext AOMORIに応募しました。

公務員時代から子育て支援や父親支援などのNPO活動をいくつか行っていたので、その活動とうまく繋げられたらいいなと考えていました。


実際にプログラムに参加してみての感想は?

せっかく青森のことを考えている方々が集まっているのに、コロナ禍ということもあり基本的にオンラインでのカリキュラムだったので、直接リアルで講師や参加メンバーの方々とのコミュニケーションを取れなかったことは正直寂しさや物足りなさは感じました。
そのあたりは今後状況が落ち着いてきたら改善すると良いですね。

市役所を退職するということは決めていたものの、良いタイミングでnext AOMORIに参加できたので、ある意味これまでの公務員生活にけじめをつけるような、退路を切るといった意味ではとても良いきっかけになりました。


齊藤さんはご自身のプロジェクトについて、next AOMORIに参加してから内容が固まっていったのですか?

元々やりたいテーマがたくさんあって(笑)
そのなかでどれにしようかを悩んだのですが、一つに絞れたというのはよかったですね。

僕の場合はほとんど自分との対話で進めていったのですが、結局最終発表前までに3つのテーマまで絞り込み、最終発表は「高齢者のデジタルデバイドの解消」のテーマで行いました。

なので実は他に2つのプロジェクト構想があるのですが、こちらは今後事業化できたらと考えています。


卒業後の現在の活動状況はいかがでしょうか?

元々は公務員退職後の半年間くらいは全国や世界を旅しようと考えていたんですよね。
そこでご縁があって民間会社にお声がけ頂いて働くことになったのですが、これまでの公務員生活とは180度変わった仕事に対する考え方や進め方に触れ、新しい発見がありました。
この期間に民間で働くということの経験やノウハウを吸収し、将来的には独立して今考えているプロジェクトを事業化したいと考えています。


最後に、今後の受講生に一言お願いします!

選考の結果に関わらず、next AOMORIに応募しようと思っている時点で自ら何かしら変化やきっかけ、仲間を求めていたりと、それぞれの想いがそのタイミングで芽生えているんだと思います。
それをどう形にしていくかを具体的にイメージできるのがnext AOMORIの良いところだと思います。

また、困ったときに助けてくれる同期生の、強く・固く結ばれる絆のようなものが、僕たちはオンラインだったけれども生まれていたのでそこが大きかったです。
助けたり、助けられたりという関係が今後も続いていくのではないかなと思います。
そのような、想いを語れる仲間に出会える場としてもおすすめします。


インタビューを終えて

長年公務員勤めであったという齊藤さんですが、出会った時から私の知っている『公務員』とは全然印象が違っていて、こんなにいろんな角度からの視点を持っている職員さんがいたら全然そのまちは変わるだろうなあとお話を聞きながら思いました。
とても好奇心旺盛な齊藤さん、今後もとても楽しみです!


朝早くからインタビューをさせていただきました!
いつもパワフルな齊藤さん!ありがとうございました(^^)


インタビュー・執筆:上野莉歩


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