パチスロ依存症の北電子時代・2/6
パチンコ・パチスロの抽選方式は、1つの大きな乱数生成カウンタから
スタートチャッカー入賞、もしくはスタートレバーを押し下げるごとに当り判定を行う
「一発抽選方式」であることが、保通協の検定試験を通過する「遊技機」としての
絶対条件である
特にパチンコでは、この乱数生成カウンタが1周するタイミングの遅い機種をターゲットに
体感器を使用し、当り乱数を狙い打つ攻略法が多数発覚していたのは
パチンコファンならば、先刻ご承知のことだろう
スロットでも、2号機時代くらいまでは体感器攻略が可能な機種が存在したが
4号機の時代、かつ21世紀に入ってからは、そのような攻略法は
もはや絶滅状態であったと思う
しかし、以前私がパチ屋でアルバイトをしていた時に
『大花火』(アルゼ)で、この体感器攻略…スロットのビッグボーナスを狙い打つことが
可能という張り紙を見たときに衝撃を覚えた、というのは
既に「パチ屋店員時代」として、回想録に記したとおりである
動画サイトなどで、この攻略法を使用している様子を収録したものを
目にしたことのある方も多いと思うが、現実に『シオラー30』(パイオニア)や
一部のジャグラーにも、この攻略法が通用したのである
これは、乱数生成カウンタで、小役を含む「当り」の乱数が
固まって配置されていたことにより起こった事象であり、通常時のコイン持ち、および
大当り出現率が大幅にアップする攻略法として、全国各地のホールで被害が出ていたそうである
私が北電子に派遣され、業務として行なっていたのは
この攻略に用いられていた、ソレノイド式体感器の検証作業であった
つづく