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パチスロ依存症の白夜書房時代・4/13

新人編集者の、当時のパニック7における登竜門的存在だったのが
今では何冊も単行本を出している大作家先生となった
あかつきけいいち先生の『新台オフサイド』という
6ページの漫画の担当者になることだった

当時のあかつき先生は、月産20ページほどの仕事量で
執筆の他に、実戦取材やトレース作業など、全部ひとりでされていた
年齢も私とさほど変わりなく、友達のお兄さんのような
優しい雰囲気の作家さんだった

ホール導入されたばかりの台での実戦もさることながら
メーカーのショールームでの取材もあるため
取材の申し込みを行なう段取りからが「仕事」となる
それまでの単純な編集補助という、お手伝いさん的なものから
一気に「編集者らしい」部分を受け持つことになった

いろんな機種を、あかつき先生とホールやメーカーのショールームで打ったのは
今でもいい思い出である
『タイムクロスA』『ルパン三世』『ゲゲゲの鬼太郎SP』『タロットマスターR』
『マリーンバトル』『イーカップ』『インベーダー2000』『獣王』…
前日の仕事の疲れで、私が遅刻をしてしまい
あかつき先生に、先にメーカーのショールームに入ってもらう…というミスも
今となっては懐かしい出来事だ

その後『別冊パチスロパニック7』が創刊され
『アドリブ王子』が大ヒットするまでの、ちょうど合間の時期に
私があかつき先生の担当だったことは、今でも私の中では
鼻の高い当時の記憶だ

そして、その『別パニ』のもうひとつの「柱」となる、あの作品にも
私は深く関わっていくことになるのだが、続きはまたの機会に

つづく

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