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体育館でのドローン練習について

はじめに

前の投稿(「月で練習して3キロ先でドローン撮影」)で、体育館でドローン飛行の練習をしていると記しました。
今回は、その練習について少しだけ報告させてください。


1.利用させて頂いている体育館

ガランとしています

現在は、二つの体育館を利用させてもらっています。一つは、前の投稿で紹介した浜松市天竜区月にある体育館です。

もう一つは、静岡県立森林公園にある体育館です。こちらは、名前に"ホール"と付いていますので、運動だけではなく、多目的に利用されるのかもしれません。ピアノも設置されてます。

2.コーンの置き方

どちらの体育館でも練習の内容は同じです。
この投稿での画像は、"月"の体育館で撮影したものです。

週末なら妻が同行してくれるのですが、平日は一人で練習しています。
それなので、コーンを配置するのもひと苦労です。
ただ、体育館はフロアに球技用のラインが引いてあったり、フローリングの筋目がはっきりしていたりするので、位置合わせが楽にできます。
所属しているドローンクラブでの屋外練習では、先輩達と協力して地面にペグを打ってロープを張り、それでコーンの位置を決めてますが、体育館での屋内練習の方が、きれいに並べられるように思います。

一人だと、並べるのに20分くらいかかります

コーンが描く図形は、国家資格二等の実地試験の課題を参考にしています。

図形の長さや幅は、一応上記の通りにしているのですが、ドローンの離着陸地点 (Hの印のある所) から操縦士までの距離(四角形=スクエア飛行なら8.5m、円形=8の字飛行なら6.5m) は、体育館内ではとれないので、もっと近い距離からドローンを操縦するしかありません。スクエア飛行では、操縦者からの距離でドローンの見え方が変わるので、本当は8.5mをとりたいところです。そのことに、悩んでいます。

11月の末にドローンスクールで二等の講習内実地試験を受けますので、それで答えが出ると思います。

3.8の字飛行とスクエア飛行

8の字飛行では円を描くようにドローンを飛ばさないといけないのですが、円を描けるほどにコーンはありませんので、360度を4分割して90度ごとに円周の目印になるように配置しています。
それでも結構わかるようです。

右側も円のつもりです…汗) 、緑と青のコーンが円の目印です

スクエア飛行は、上の写真奥の黄色いコーンが目印になります。この黄色コーンは四隅に置いてありますので、そこを目指して真っすぐ飛べば、四角形を描けるようになってます。

スクエアと8の字との関係はこんな感じです

以上のように、コーンを目印にして国家二等の実地課目を練習しています。
国家資格を取得するには、その他にも学科試験や口述試験があるので、やることは沢山です….!!

4.8の字飛行とノーズインサークル

8の字飛行でのドローンの向きは、常に前向きです。ドローンの頭が進行方向にある飛び方です。カメラは正面に付いてますので、この飛び方で撮影すれば、進行方向に向かっていく映像になります。電車や車の運転席から撮るのと同じです。ドローンが進むにつれて、周囲の景色が流れていきます。


二等実地試験の課目にはない練習もしています。

たとえば、ノーズインサークル飛行は大事な練習の一つです。
ドローンを円を描くように飛ばすのは、8の字飛行と同じです。
でも、ノーズインサークル飛行では、「鼻先を内側に」という言葉のとおりドローンの正面が円の中心に向くように飛ばします。このため、撮影すると同じ被写体をグルグル回りながら撮り続けることになります。

右下の画面の4つのコーンが被写体だとすると、この被写体の全周を回りながら撮っています。屋外撮影の場合、樹木や岩山などの様子を、このような撮り方で映像に残すことが多いと思います。
クラブの屋外練習で先生から、この撮り方を教えて頂いたので、体育館での自主練習でも欠かさないようにしています。

5.映像撮影とそのリスク

このノーズインサークルは、ドローンの操作が難しくて撮影中に被写体が画面から飛び出してしまったり、アングルが大きく変わってしまうことがよくあります。画面ばかりに気をとられると、ドローンがあらぬ方向に行って、例えば木の枝とか構造物にぶつかりそうになるという事態もあり得ます。
あと、知らない間に高度が下がっていて、あわてて高度を上げることはしょっちゅうです。

撮影する以上は、魅力的な映像をと思いますが、それに気を取られるとドローンを壊すだけでなく、人に迷惑をかけかねないので、気が抜けません。
だからこそ、普段の練習が大事なのかなと思ってます。体育館でも、壁にぶつけたり、自分の横や目の前をプロペラが切りつけていかないように、いつでも意識してます。

6.画角の安定を目指す

そうやって辛抱して、この練習を続けて良かったかもしれないと思うことがありました。
屋外撮影の練習で、天竜川の鹿島橋で撮影することを繰り返しています。
初めての9月の撮影で、天竜浜名湖鉄道の1両編成の列車を撮ることができました。ビギナーズラックのようなものですが…。
それからも、何度か撮影に臨んで課題を見つけてきましたが、11月にある程度満足する撮影ができました。9月の映像と見比べると、動く被写体への画角の安定性が増したんじゃないかと感じたのです。
もちろん、まだまだですし、画面がカクカク動くところがあるので、練習あるのみですが…!!

映像では、電車を追いながら鉄橋を右から左に横移動して、追いきれなくなったら左へパーンしているだけのように見えるかもしれません。
でも、ドローンを操作している側としては、直線ではなく弧を描くようにドローンを動かしながら上昇へとつなげています。そのうえで、電車がなるべく画面中央に収まるように努めるのは、体育館でのノーズインサークルの練習が繋がっていたのではと感じたのです。

おわりに

いずれにしても、最終的には良い映像を、安全に撮影することが目標です。
そのためにも、体育館での練習は続けねば! と考えています。

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