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酒とサウナでまちづくり公務員

紫波町は酒で、1つになることができる。
そう、本気で信じている。

紫波町webマガジン"つばめの森"より


ハッシュタグ「夢見るつばめ」

紫波町は若者がチャレンジできるまちとして名を馳せている。
ここで言う「若者」の定義は、気持ちが若い人だと定義していて、
何歳になってもさまざまなチャレンジをする人が多いまちだ。

酒がありすぎて写真が追い付かないという記事を前回書いたが、
チャレンジする人も後を絶たないので、こちらも全く追いつかない。

好きなことに真っすぐ行動する紫波の人たちを「つばめ」と名付けて
つばめたちを記事で特集するwebサイト「つばめの森」を立ち上げたが、
ネタがなくて困るのではなく、ネタがありすぎて手をつけられず困っている幸せな紫波町である。

つばめの森では、「#夢見るつばめ」のハッシュタグで検索すると
ピュアなつばめをたくさん見ることができるので、心がすさんだ時なんかにぜひ見てもらいたい。きっとつばめたちの熱量に「は!」とか「う!」とか思うはず。

となりの公務員も、夢見るつばめ

何を隠そう、となりの公務員は夢見るつばめの筆頭である。
記事の冒頭でもリンクを紹介したが、熱量の高さがすごい。
たぶんここが、彼をスーパー公務員と全国の人たちが思う原因なのだが、
私はとなりの公務員の公務を一言で表現することに最近成功した。

「熱源に寄り添い、熱波を吹かせている」

誰かが「好きなこと」に挑戦しているだけでも小さな町ではニュースになるが、そこに非凡高熱量のとなりの公務員が寄り添うと、誰かの小さな挑戦が熱波となる。
その熱波が町中に吹いてたくさんの人が巻き込まれる現象が日常的に発生するのが紫波町だ。

となりの公務員の一日

例えば、昨日のとなりの公務員の一日はこんな感じ。

  • 酒のまちのチャレンジのことで内閣府と協議

  • 酒のまちのワインチャレンジ企画をワイナリーで打合せ

  • ワインツーリズムチャレンジのための事例調査

  • 酒のまちのワインチャレンジを実現すべく、商工観光と農政の分野を跨いだ企画提案会議

  • 温泉施設の除菌に関する装置の打合せ

  • 温泉施設の設備修繕に関する打合せ

  • 地方創生実践塾の講師を引き受けたのでプレゼン資料制作

  • 地方創生実践塾で実施するサウナチャレンジ企画提案

  • 岩手大学の講師を引き受けたのでチャレンジ事例を集めたプレゼン資料制作

  • 酒のまちで新しく立ち上がったコミュニティチャレンジ「はじまりの酒蔵」の情報発信

  • 「はじまりの酒蔵」で新しく始める里親制度の候補者選定

  • 温泉施設の管理事業者とLINEでサウナ企画を検討

これに、公務員らしいさまざまな起案やら予算管理やら、係長としての承認作業やらが追加でのしかかっているわけだが、となりの公務員はそれらすべてを自ら発する高い熱量の覇気で瞬殺しているように見える。

そして今日もとなりの公務員は酒を飲み、サウナに通う。
酒とサウナの仕事は、酒とサウナで相殺されるというわけだ。

ちなみにちょっと気になる酒のまちコミュニティ「はじまりの酒蔵」の詳細はこちら。

チャレンジに寄り添う忙しい日々を、彼は全速力で駆け抜けている。
凡人の私は、たまにとなりの公務員のあまりの速さに見失ったりする。

そこに届いた、津山からのハッピーセット

スイーツを食べると幸せホルモンが急上昇するように、
私はお肉とお酒が大好きだ。
「伊東さん、クール便が届きましたよ」と言われた瞬間に脳裏にサイレンが鳴る。
「日本酒なんじゃないか?!」という期待は、細胞レベルで私の体を駆け巡り、トキメキホルモンを全開にした。

津山市の川口さんから届いたハッピーセット

noteをはじめて最初の記事でも紹介させていただいた、我らが大先生の川口さん。私はラッキーなことに、ひょんなことから川口さんの名刺を製作させてもらっている。そのたびに、こうして私を幸せにするハッピーセットが津山から届き、川口さんへの感謝と津山への愛着が増していくというポジティブシステムを楽しんでいる。
すごいお方なので、いろいろリンクを貼っておこう。


牛肉料理にあう酒「つやま宵」

津山地域では古くから牛馬の流通が盛んで、肉食が禁じられていた頃より食肉の習慣があったと言われており、独特の牛肉文化が根付いている。
この背景から、津山市と吉本興業との間で「地方創生プロジェクト」が立ち上がり、津山にゆかりのある次長課長の河本順一さんや、地元の美作大学、市内2つの酒蔵の協力を得て、牛肉料理にマリアージュするお酒ができたということらしい。

庁内でお酒の写真を撮りまくるが誰も怒らない酒のまち

岡山県津山市。
「美作のうまし国」と歌にも詠まれるなど、この地域の旧国名「美作(みまさか)」は酒がうまい「うまさけ」が転じて名付けられたという説もあります。

清流と寒暖差による美味しいお米、清流の伏流水などを利用して酒造りが行われ、現在も2軒が伝統を守っています。

しかし、コロナ禍の影響を受け、酒蔵や牛肉料理を提供する飲食店の売り上げは厳しい状況。

伝統ある酒蔵は未来に残すべき地域の文化、飲食店は地域の「旨い」を支える大切な存在です。

そこで、津山の誇る「牛肉料理にあう日本酒」を商品化しようと、地域の皆さんと一緒に立ち上がりました。

https://kane-tatsu.jp/tsuyama-yoi/

つやま宵は小瓶でとなりの公務員にも分けて差し上げたので、
後日、唎酒師らしいコメントが入ると思う。




豚肉でもなく鶏肉でもなく「牛肉料理に合う酒」という「つやま宵」

香りはふくよかで、甘味は無く、ストレートに米の味がガツン。酸味も力強く、最後は辛口にスパッとキレる。

牛肉の味の濃さと対等に渡り合う真の強さ。
牛肉の旨味と調和してさらに増幅させる米の風味。
牛肉の甘味を引き立てる切れ味鋭い酸味。
そして、牛肉の脂身をスパッと切って次の一口へと誘う辛味。

「牛肉料理に合う酒」
納得です!

となりの公務員のコメント


お酒と一緒に、津山の干し肉も贈られてきた。
川口さんは、私の今晩の晩酌のシーンをすっかり用意してくれたというわけだ。かわいらしいミニレターも同封されていて、私の一番の酒の肴になりそう。重ね重ねありがとうございます。

はじめて食べる、津山の干し肉

実は川口さんから干し肉をいただいたのはこれが二度目。
牛肉を保存するために作られ、塩漬けや調味料で味付けした後に干し上げて乾燥させた、しっかりしたお肉だ。

津山地域での独特の牛肉文化の歴史は古く、
昔には「養生食い」と呼ばれる習慣があった。
天武天皇によって、仏教の教えにより千年もの間一般の日本人の間には牛馬豚の肉食を嫌悪する風習が定着したが、そのような中でも津山では「養生食い」文化が伝承され続けた。

はじめて食べる時も、川口さんから干し肉の説明をしてもらっていたので
「養生食い」と呼ばれる「健康のために食べる」心持ちをしながらありがたくひと噛みひと噛みいただいた。

あまりの美味しさにガツガツ食べたため、
歯の一部が欠けて歯医者にお世話になったが、とてもいい思い出だ。
なぜなら、これからも何度も食べるであろう干し肉の食べ方が上手になったからだ。

これから食べる人にはぜひ守ってほしい、
干し肉は5ミリ程度にカットして、フライパンで焼いてからお好みの調味料で食べましょう。

これぞ、Tsuyama Traditional Soul Food!!
食べるたびに、津山が好きになります。

今日のところはこの辺で!
川口さん、ありがとう。











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