全国47都道府県IPOセミナーレポート【第5弾/熊本県編】
こんにちは!IR Roboticsの内海です!
今回も、全国47都道府県IPOセミナーツアーのセミナーレポートをお届けします!
第5回は2022年6月に熊本県で開催してきました。
講師は、熊本県や福岡県を中心とした注文住宅メーカーの株式会社LibWorkの瀬口社長でした!
同社は無印良品など異業種とのコラボ商品や3Dプリンタ活用の住宅開発を手掛けるなど建設業界で常に高い注目を浴びる企業です。
また、同社はYouTubeで積極的に情報公開をされています。
めちゃめちゃわかりやすくて面白いです!
弊社のJapan Stock Channelにもご登壇いただいています👏
上場を目指したきっかけ
家を建てたお客様に「株を買いたい!」「絶対成長するから今のうちに株を買っておきたい!」と言われたことがきっかけなんだそうです。
また、結果的に受けなかったものの、現在の取締役であるVC担当者が遠方はるばる熊本の本社まで来て多額の投資を持ちかけてくれたことも、上場を意識するきっかけになったそうです。
周りの経営者には「借金もしていないのになぜ上場するの・・・?」という言葉もかけられたことがあるそうですが、上場して従業員がもっと幸せになることを願ったそうです。
実際に、上場後に従業員のやる気も大きく変わったということでした。
地方企業ならではの課題と解決方法とは
①地方の成長速度
一般的に地方企業の方が成長速度が遅いといわれます。
IPO企業の売上高や経常利益の平均値をみると、未上場企業も遜色ないように見えますが、キーとなるのは経費。
資産や経費はしっかり精査しておくことをおすすめされていました。
②ビジョンとモチベーション経営
売上が順調に伸びてきたころ、事業拡大を緩めてもいいのではという意見が社内からでてきたそうです。
日本一になりたいと思っていたのは自分だけだったのかと愕然としたそうです。。😢
そこで新卒採用に力を入れ、社長の思いに共感してくれる社員を採用し、共に成長していこうと決めた瀬口社長。
明確なビジョンを掲げ、当時20名程の同社に8名を採用できたそうです。
その8名は今も経営層でがんばっているとのことでした!すごい!
また、インセンティブ制度やギフト制度も採択しました。
上場するために人材を集める秘策とは
「上場するぞ!」と公に言うことだそう。
上場準備はステルスで進めるというのは定石で、過去様々な上場企業社長がおっしゃているのを聞いてきましたが、地方企業の場合では有効だったそうです。
IPOの有言実行を意識することで、東京に集中しがちな人材を地方に引き寄せることができたそうです。
監査法人、証券会社を選んだポイントは
同社は福岡証券取引所に2015年に上場され、その後2019年に東証マザーズ上場を果たされたという経緯もあり、広島証券取引所時代にユニクロの主幹事証券を担当した岡三証券に決定したということです。また、IPO後の成長も見据えた無理のない事業計画を提案してくれたことも決め手だったそうです。
今後、プライムへの市場変更も目指しているとのことで、IPO前から長期的な成長を目指していたことがよくわかります。
監査法人の担当者とも本気でぶつかり合えたことで熱心に同社の上場に取り組んでいることを感じたそうです。
生まれた場所で上場する意義とは
2015年の福岡証券取引所への上場の際は、地元で注目を浴びたそうです。PR活動必要ないと思えるほど、地元メディアでひっぱりだこに。
また、社内の変化としては社員のやる気がアップして嬉しそうにしているとのことでした!
上場は大変なことだらけですが、大きな夢を実現するためにがんばっていきたいと締めくくっていただきました!
その他、質疑応答でもたくさんの質問にお答えいただきました。
地方から上場企業倶楽部が毎回セミナー後に実施する恒例の懇親会でも、社長就任した際の裏話であったり、今後の展望についてもお話しいただきました!
さて、「全国47都道府県IPOセミナーツアー」第6回は福岡県での開催です!
2018年12月に東証JASDAQ(現スタンダード)に上場されたグッドライフカンパニー高村社長(東証STD2970)にご登壇いただきます。
オンラインでご参加可能ですので、ぜひお申込みください!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000054393.html
最後までお読みいただきありがとうございました。
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