【学マス】準BAD圧縮サブメモリー育成(Aランクの場合)
コンテストのランキングを眺めていると、スキルカードの枚数が少ないサブメモリーが設定されたアイドルを見かけることがあると思います。
この記事では、そのようなメモリー(ここでは圧縮サブメモリーと呼びます)の育成方法や、利点及び欠点について述べます。
なお、これはあくまで選択肢のひとつにすぎず、必ずしも強いというわけではなく、万人におすすめできるものでもないという点について、あらかじめ御承知おきください。
記事のスコープ
この記事では、
における圧縮サブメモリーの育成について取り扱います。
難易度レギュラーや、B+ランク以下の育成については取り扱いません。
前提知識
この記事は、読者が次の事項について最低限の知識を有していることを前提としています。
プロデュースクリアランク
プロデュースメモリー確定育成(いわゆるBAD育成)
コスト理論
概要
アイドルの育成に際して、獲得するスキルカードのコストの合計を上限以内に収めることで、それら全てをステージメモリーに継承させることができると推測されています。
これによって、狙ったスキルカード構成のステージメモリーを作成したり、スキルカードの枚数を故意に減らしたりできます。
詳細
Aランクのコスト上限(推定519)に収まる範囲で、作りたいステージメモリーのスキルカード構成を思い描けていることを前提とします。
BAD育成の要領で、次のことに気を付けながら育成を行います。
しかし、スキルカードの獲得機会を全て避けると、結果的にパラメータが不足し、Aランクでクリアすることが困難になります。
そこで、最終追い込みのみをパーフェクトでクリアすることでパラメータを稼ぎ、現実的な最終試験スコアでAランクを獲得できるようにします。
ここで留意する必要があるのは、最終追い込みのクリアに伴い、R+,SR+,SSRのいずれかのスキルカードを獲得する必要があるということです。
そこで、次のようにすることで、最終追い込みで獲得するスキルカードも含めて目的の構成を完成させることができます。
補足として、特定のスキルカードを未強化の状態で継承させたい場合は、サポートカードによるランダム強化への対策を講じてもよいかもしれません。
ただし、縛りを増やしすぎてAランクでクリアできなくなっては本末転倒です。
自身のプレイングや所有サポートカード等との兼ね合いを考えながら、自分に合ったバランスを見つけるとよいでしょう。
(追記)コスト下限を利用した継承スキルカードの確定
2024年7月28日、どんぱふ氏によって、ステージメモリーにおけるスキルカードの抽選方法についての仮説が公開されました。
この仮説によると、抽選時のコスト合計には、上限だけではなく下限も存在すると推測されています。
これを利用することで、最終追い込みにおけるスキルカードの獲得において
という選択肢をとることができるようになりました。
また、スキルカードの獲得を伴うコマンドを踏む余地が生まれたことで、様々な応用が考えられます。
その詳細な理屈や実践例について、当該記事で示されているため、御参照ください。
利点
デッキの枚数を調整できる
コンテストにおけるデッキは、メインメモリー及びサブメモリーのスキルカードに、いわゆる基本札8枚を加えた、最大20枚から構成されます。
ここで、スキルカードの枚数が少ないサブメモリーを設定することで、デッキの総枚数を意図的に減らすことができます。
これによって、例えば次のようなメリットが生まれ得ます。
明確な意図をもってデッキの枚数を減らすことで、上振れた場合の理想的な動きにおけるスコアの最大値が高くなる可能性があります。
スキルカード1枚当たりのコストを上げられる
A+ランクやSランクのメモリーであっても、レアリティの高いスキルカードを複数持ち込もうとすると、コスト上限に収まるような5枚の内訳は限られてしまいます。
では、Aランクのメモリーに、スキルカードを3枚だけ継承させる場合はいかがでしょうか。
メモリー全体の総コストこそ下がるものの、スキルカード1枚当たりに割けるコストは増えることになります。
その結果として、必要なスキルカードを多く搭載できる場合があります。
周回数を抑えられる(かもしれない)
この記事の執筆時点(2024年7月)で、学園アイドルマスターというゲームにおいて獲得可能なAPには上限があり、たとえどれだけ課金しても無制限に育成を行うことはできません。
強いアイドルを育てることを目的として周回するゲームでありながら、確率の低さを試行回数で補うことは困難な仕様となっています。
そこで、狙いを絞った圧縮サブメモリー育成を適宜用いることで試行回数を抑え、APを節約できる可能性があります。
欠点
手札事故のリスクが高まる
先述したとおり、コンテストにおけるデッキは、メインメモリー及びサブメモリーのスキルカードに、いわゆる基本札8枚を加えた、最大20枚から構成されます。
サブメモリーにおけるスキルカードの枚数を減らすと、その分だけデッキにおける基本札の割合が高くなることになります。
また、デッキの総枚数が少なくなる都合上、特定のスキルカードへの依存度が高くなり、各ターンにおける流行等の影響を受けやすくなります。
これらの要因により、手札事故のリスクが通常の育成よりも高まり、下振れた場合におけるスコアの最低値が低くなる傾向にあります。
パラメータが低くなる
圧縮サブメモリーは、レッスンを失敗させながら育成する都合上、必然的にパラメータが低くなります。
火力への影響は数パーセント程度ながら、それに見合うだけのメリットを見込めるようなスキルカード構成を考える必要があります。
また、サブメモリーのパラメータの低さを補うために、メインメモリーのパラメータ要求値は比較的高くなると言えます。
アイドルによっては難易度が高い
この育成においては、スキルカードの獲得を防ぐため、適切なタイミングで「休む」コマンドを踏む必要があります。
アイドルによっては、スケジュールの都合上2週連続で「休む」必要が生じる場合があり、直前のレッスン等において体力を大きく削らなければなりません。
極端な例として、麻央は2,3週目に続けて休まなければスキルカードの獲得を避けられませんが、1週目のレッスンのみでそれだけ多くの体力を消費するのは困難です。
このように、アイドルのスケジュールによって向き・不向きがあります。
アチーブの回収が遅れる
学園アイドルマスターは、PLvが上がるにつれ新たなスキルカードが解禁されていくゲームであり、経験値の主な供給源はアチーブです。
圧縮サブメモリーの育成は、その性質上、アチーブにおいて求められる行為の多くを避けて行うこととなります。
したがって、圧縮サブメモリーの育成をすればするほど、アチーブ埋め(ひいてはPLv上げ)の観点で遅れを取ることになります。
先の項目でも言及したように、学園アイドルマスターというゲームにおいて獲得可能なAPには上限があるため、これにより蓄積したディスアドバンテージは挽回できない可能性があります。
おわりに
この育成方法はあくまで選択肢のひとつにすぎず、用いたからといって必ずしも有利になるものではありません。
故意にレッスンを失敗させること自体に抵抗のある方もいらっしゃるかと思います。
個人の信条やプレイスタイルに応じて、自らの裁量で採用を検討したりしなかったりしましょう。
(追記)学園アイドルマスターコンテストWikiについて
この育成方法におけるサポートカードの例、各アイドルのスケジュール等、より具体的な情報が、有志の学園アイドルマスターコンテストWikiに記載されています。
また、それに限らず、コンテストをより楽しむための様々な知見がこのwikiに集約されています。
必要に応じて参照することを推奨します。