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ブラジルのルーラ大統領が、ドル貿易の支配に終止符を打つ「脱ドル化」を呼びかけ!上海新開発銀行(BRICS銀行)総裁に、ブラジルの元大統領が就任

本日の動画はこちらからhttps://youtu.be/UkUKr4haaEM

報道ソースはこちらから
https://www.ft.com/content/669260a5-82a5-4e7a-9bbf-4f41c54a6143

ブラジルのルーラ大統領は、国際貿易において、米ドルに代わって
自国通貨を使用するよう途上国に呼びかけ、世界貿易における米ドルの支配を終わらせようとする北京の取り組みに賛同しました。

ルーラ大統領は、1月の就任後初の中国訪問を皮切りに、ブラジルと中国に加え、ロシア、インド、南アフリカを含むいわゆる、ブリックスグループの国々に対し、貿易で使用する代替通貨を独自に開発するよう呼びかけたということです。

ルーラ大統領は、上海の新開発銀行(通称「ブリックス銀行」)で熱弁をふるい、
「なぜ自国の通貨をベースにした貿易ができないのだろう」と疑問を唱え、ブラジルと中国の要人から大きな拍手を浴びました。"金本位制の消滅後、ドルを通貨と決めたのは一体誰だったのですか?"

ルーラのドル依存からの脱却の呼びかけは、中国の政策立案者が世界金融システムにおける、世界第2位の経済大国の役割を強化しようとする中で、国境を越えた商品取引の決済に人民元の使用を促進する努力を強めていることと重なります。

このブラジルの左派指導者は、米国との良好な関係(2月にバイデン大統領を訪問)だけでなく、中国や発展途上国との関係も重視し、外交政策を、より多国間主義のスタンスに転換しようとしており、上海での温かい歓迎は、その一環であったと見られています。

ルーラ氏の前任者である極右の指導者ボルソナロ氏は、トランプ前大統領率いる米国や、ハンガリーやイスラエルなど、ポピュリストの指導者が率いる国々との二国間関係を優先していました。

中国の習近平国家主席は、金曜日にブラジルの大統領と会談する際、北京の外交政策イニシアチブの数々を支持し、リバランスへの意欲を示すよう説得することを強く望んでいたということです。

中国は、一帯一路の貿易・インフラ計画から、米国が支配する国際統治システムに取って代わる「新しい国際統治システム」を構築しようとするその他の計画まで、さまざまな構想を立てています。

中国は、ブラジルの農産物や鉱物を購入し、ラテンアメリカの大規模な消費市場や、インフラ部門に投資しているため、
二国間貿易は過去10年間で急増し、昨年は1504億ドルに達しました。
ルーラ大統領は木曜日、米国の制裁対象となっている中国の通信機器企業、ファーウェイも訪問しています。

経済関係の拡大は、ブラジルと中国が、二国間貿易で自国通貨の使用を拡大することを促しています。
今週、国営の中国工商銀行のブラジル支店が、同国で初めて人民元による直接取引を決済したと中国国営メディアが報じました。

ルーラ氏は、弟子のルセフ前ブラジル大統領の新開発銀行総裁就任式にも出席しており、その場で、ブリックス諸国が自国通貨で取引する必要性について熱弁をふるいました。
新開発銀行のメンバーには、BRICSのほか、エジプト、バングラデシュ、ウルグアイ、アラブ首長国連邦が名を連ねています。

「私たちの通貨が弱い、他国では価値がないと誰が決めたのでしょうか?"

「なぜ、BRICSのような銀行が、ブラジルと中国、ブラジルと他の国との間の貿易関係に、資金を供給するための通貨を持つことができないのでしょうか。私たちは(その考えに)慣れていないので、難しいですね。誰もがたった1つの通貨に依存してきたのです」。

世界的な決済プラットフォームであるスウィフト社のデータによると、昨年ロシアがウクライナに本格的に侵攻して以来、貿易金融に占める中国通貨の割合は2倍以上の4.5%に達し、主にロシアと中国間の輸送ブームを背景にしています。

ゴールドマン・サックスのエコノミスト、マギー・ウェイ氏は、世界の貿易金融における中国のシェアが拡大すると予想されるのは、構造的な理由があると述べました。

「人民元が、貿易金融に果たす役割は、世界の商品貿易における中国の市場シェア約15%に比べて比較的小さいことを考えると、貿易金融における人民元のシェアが今後も上昇することは理にかなっている」とWei氏は述べています。

しかし、ブラジルが短期的に、米国の通貨を捨てようとする場合、かなりの難題に直面することになります。
ドルは、世界の商品市場やベンチマークに不可欠であり、ヴァーレなどブラジルの大手鉱山会社はほとんどの取引をドル建てにするよう促されているからだと言います。

SNS上では、次のような声が上がっていましたのでご紹介します。

・ルーラ大統領が上海で革命演説を行った!「ドル覇権」に公然と挑戦した!

「BRICS 銀行」の新しい総裁は、ブラジルのルセフ元大統領です。

「金本位制が消滅した後、ドルを基軸通貨だと決めたのは誰ですか?」

「Brics のような銀行が、ブラジルと中国、ブラジルと他の国との間の貿易関係に資金を提供するための通貨を持てないのはなぜですか?」

・脱ドル化は、米国が止めることのできない地政学的ハリケーンです。
これにより、世界の基軸通貨としての米ドルの卓越した役割も、まもなく終わりを迎えます。

・多極世界の台頭は、第二次世界大戦後に起こった「非植民地化」の動きと良く似ています。
・アメリカ帝国の運命は、大英帝国の軌跡と同じく斜陽化へと向かっていくことでしょう。

「経済クラブ」の横森さんが、先日、非常に興味深い発信をYouTubeでされていましたので、ここで引用させていただきます。

先日、トランプ前大統領の逮捕劇がありましたが、そこから何を読み取るべきかというものなのですが、
トランプ前大統領を、微罪で逮捕したことで、共和党は今後、民主党が議会に提出した法案をことごとく、下院で反対し、法案が通りづらくなるように働きかけるようです。

そうなるとどうなりますか? 6、7、8月、アメリカは、また「債務上限問題」の壁にぶち当たります。
今までは、「債務上限」の期限が近づくたびに、議会で法案を無理やり通して、なんとか天井を上げてこられた訳ですが、今年の夏には、債務上限の期限に、
新たな法案が通らなくなる可能性が高い。
つまり、アメリカは、この夏、ついに「債務不履行(デフォルト)」に陥ってしまうという最悪のシナリオです。
概要欄に動画を添付させていただきますので、ご参考になさっていただければ
幸いです。

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