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ずっと観たかった映画、透明人間(2020)。

ゲットアウトUS....ときたら、次に観たい映画は、これ、「透明人間」(2020)。

題名を聞いただけで「絶対観よう!」と心に決めて忘れていたところ、かなり前にラジオで誰かがCHO面白かった、と言っていて、ずっと、ずっと観たかった。

Amazon Primeで配信されていると知って、時間をたっぷりとって、お酒も用意してみた、透明人間。

昔からある映画のようで、1933年の作品のリブート版とのこと。この映画は、情報少なめに1回観て、それから情報を少し得て、2回目を観ると良いと思う。

特に自殺した元彼(推定30)の家が印象的だった。2回目に観ると、お家に所々置いてあるものがそういう意味だったのか、とよくわかる。

意外だったのは、兄(トム、推定34)もグルだったことかな。最後にはその兄すらも犠牲にして手に入れたいものを手に入れようとするんだけど。

主人公セシリア(推定30)とかくまってくれる黒人男性(推定35)の関係性が自分(40)には実はイマイチ分からなかったんだけど。。。

完全犯罪?!を崩しながら楽しむ映画。

あと、ペンキとか消化器で行けるんなら早くやろうよ、とか2回目に観て思うけど、そこは愛嬌。あと、今や防犯カメラがそこら中にある世界(なはず)なので、レストランの殺害シーンとかもカメラよく観ようYOとか思うけど、そうするとわたし(40)の大好きなサスペンススリラーが今後成り立たなくなってしまう可能性があるので、単純にストーリーを楽しみ、そして現実世界には起こり得ない犯罪を楽しむのも、またオツな作品。

有り得る!かっこいいスーツ。

映画の冒頭、セシリア(推定30)が逃げ出すシーンにもチラリと登場するこの場面。おそらく技術的には既に実現可能なんでしょう、このスーツ。この、技術的に説明のつくスーツを着た透明人間、という設定が、自分的(40)に一番面白かった。

おそらく、彼の自殺を知らせようと友人宅(黒人男性、推定35)に来た妹エミリー(推定28)にくっついて来たんだろうな、エイドリアン(推定30)は。ここから、物語が動いていく。

気がつけば気が付く小道具、伏線たち(楽しい)。

屋根裏からバイブするスマホを演出したいがための「脚立」。

怯えるセシリア(推定30)の後をよく見ると、寒さゆえに白くなる吐息が・・・!こういう演出、CHO好き。

ベッド脇に置いておく、防犯スプレー。 

妊娠したくない、と友人たちに告げるシーン・・・(後ろに絶対エイドリアン(推定30)いる。)

etc etc....

ちっちゃい伏線!

それから、誰もが見逃しがちな伏線、それは、妹エミリー(推定28)がエイドリアン(姉の元彼、自殺?)の兄トム(推定34)に、こんな風に伝えるシーン。

「エイドリアン(推定30)の戯言(つまりは遺言状)なら、メールでなら読むわ。」

みたいなこと言うシーン。そう、ここにはもちろん弟エイドリアン(自殺?推定30)も同席していて、この台詞を聞いていたため、後にエイドリアン(推定30)は、エミリー(推定28)にメールを送ることに、している。

女性がたくましく変貌を遂げる過程がやっぱ心強い。

レストランのシーンの後から、映画なのに 自分(40)のことじゃないのに、絶望しちゃう、わたし(40)。

でも、刑務所の中でも立ち上がる強くなっていく主人公セシリア(推定30)。ゆっくりと落ち着いて、よく考えて行動していくセシリアを観る過程から痛快な展開に。

ターミネーター2へのオマージュ?!

精神病院でエイドリアン(推定30)が着ていたスーツがぶっ壊れ、警備員たちの前で正体を露わにしていくシーンはミモノだし、実際、こう言うシーンのある映画が好きだ。

と、思ってよく考えたら、そうだ、名作中の名作「ターミネーター2(1991)」の精神病院のシーンに酷似しているんだ、と気がついた。

狂っていると思われていた人間の狂言を、だんだん事実だと認めてもらえる過程は、ミステリーではよくある展開ですが、何度観ても痛快だね。

2時間あっという間の痛快サスペンス。最初は怖いけど、そこをクリアするとどんどん面白くなるよ。マイルドな怖さしか受け付けることのできないびびりなわたし(40)でも観れた素晴らしい作品


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山田はむすた(41)
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