コロナで合宿が延期!基本はやっぱりセーフティ
今月、予定していた是空道場でのコーチング合宿。
焚火を囲み肉を焼きながらコーチングをマスターしていくという合宿をやろうとしていて、色々と企画があがり話も盛り上がってたんだけど、やめることにした。
今回の合宿の目的はね、『本当にやりたいことをやれるようになる』だったのね。
そのためにコーチングを学び、参加者が互いにやりたいことをやれるようサポートしあうということをしようと思ってたんだ。
それに加えて、そこでやりたいことをやろうぜ! ってことで、キャンプだったりBBQをしながらの合宿になったんだ。
さらに、そこに分離感を取っ払ってしまって、参加者の家族や友人、周りの人もやりたいことがやれるようにしようぜ、ってことになって、コーチングを学ばなくても家族や友人もキャンプに参加できるようにしたんだ。
で、会場は○○県N町に住む農家の畑を借りることができて、N町と首都圏の人の交流ができるようにしたんだよね。
でね、N町の人たちの協力によって、合宿に一緒に参加する子どもたちのために農業体験やワーククラフト、野草つみや釣りなんかをしてもらえることになって、学校では学べないことを学べる機会が用意できたんだ。
最初はコーチングをマスターするってだけだったんだけど、分離感をドンドンと取っ払っていったら、N町と首都圏の人たちが交流する場になってて、町おこしにつながるんじゃないか? みたいな感じにまで膨れ上がったんだ。
焚火をする
肉を焼く
星空を撮影する
星を見ながらコーヒーを飲む
ホットサンドを焼く
焚火で米を炊く
焚火でバームクーヘンを焼く
野草をつんで天ぷらにする
魚を釣って食べる
川で遊ぶ
テントを張る
寝袋で寝る
薪割をする
凧あげ
などが合宿参加者のやりたいことだったんだけど、こうしたことを全部やってみる、そして自分たちだけで楽しむのではなく、みんなで一緒に楽しむってことを考えてったら、なんかN町の人たちを巻き込んでいくようになって、ドンドンと人数が増えていって、合宿参加者が20名を超えたんだよね。
その4分の1は、子ども。
大人も子どもも楽しめて学べる、そんな合宿。
になるはずだったんだが、コロナの影響でN町での合宿は延期することになったんだ。
いや~、すげー楽しい合宿になると思ったのに凄い残念だよね。
N町での合宿を延期した理由は、N町のセーフティが脅かされるから。
場所を貸してくれる農家さんが不安を感じているってのが分かったからなんだよね。
それは、農家さん本人がコロナに感染するというよりも、首都圏の人が集まるイベントが自分の土地で開催されると、周りの人に何を言われるか分からないという不安。
そうした不安があるってことが分かったので、開催を延期することにしたんだ。
その農家さんだけでなく、N町の人だけでなく、地方の人は首都圏の人が来ることに不安を強く感じてるみたいだからね。
だから、僕たちが合宿をすると、その農家さんを実際に非難する人は実際に現れるだろうね。
そして、N町での合宿開催に協力してくれている方も、非難される対象になるし、今回の合宿に役場勤めの人も参加する予定だったのだけど、役場は関係ないけど役場にクレームを言う人も出てくるかもしれない。
ということで、N町のセーフティがかなり脅かされてしまうのが分かったので、合宿は延期にしたってわけ。
こうした合宿だけに限らず、様々なイベント、セミナー、ワークショップをするときにはさ、セーフティが保たれるっていうのが一番大事だと思うんだよね。
どんなにそれが自分のやりたいことだったとしても、それによって誰かのセーフティが脅かされる。
どんなに大義があって、どんなに素晴らしい目的があったとしても、それによって誰かのセーフティが脅かされる。
もしそうなってしまうのであれば、それらを実施することは最適ではないよね。
正しいか悪いかということはよくわからないけれど、少なくとも最適な選択ではないと思うんだ。
これはコロナだからということではなくて、どんな状況だったとしても、何かをするときには、それによってセーフティが脅かされないかを考える必要があるな。
自分のセーフティを保つために、誰かのセーフティを脅かすみたいなこともあるんだけど、これも最適な行為ではないかな。
結局のところ、自分だけのセーフティを考えるのではなく、もっと広い範囲のセーフティを考え、最適だと思う行動をとる必要があるんだと思うんだ。
今回、コロナによってN町での合宿が延期になったけど、セーフティについて改めて考えるいい機会になった。
やっぱりセーフティが基本。
僕はそう思うんだ。