小学生がそんなにユーチューバーに憧れてるなら、実際にやらせてみようじゃないか
ブンブンハロー〜!
ウェプレスTVのオリカワです!
みなさん!
「小学生が将来つきたい職業」ランキングって知ってますか?
ちょっと前に、男の子の1位にユーチューバーがランクインして話題になりましたねー!!
* *
ユーチューバー風にスタートしてみました。
さて、うちに小学生の男の子がいまして、多分にもれず、YouTubeを見るのが大好きです。
たまに彼が見ているYouTube番組を見ていると、その背後に撮影機材がチラッと写ったりして、ついチェックしてしまいます。
そんな彼に、「ユーチューバーやってみる?」と聞いてみたところ、想像以上に食いついてきたのです。
そこで、次の2種類の動画制作に挑戦してもらいました。
(1)おもちゃのレビュー動画
(2)スマホゲームの実況動画
あくまで家族内・友達に見せることが目的の”オフライン”ユーチューバーとして。
その結果、「小学生はみんな体験してみた方がいいんじゃないのか?」という考えに至りました。
今回は、作ってみた小学生の息子の反応についてまとめます。
(1)おもちゃのレビュー動画
<撮影機材>
・スマートフォン
・ミニ三脚
・スマホ用マイク
・ミニ照明
(注)いろいろ試したので、写真の機材にはバラツキがあります。
撮った映像を見て反省点が出てくる
スマホをセッティングして録画開始すると、彼は勝手に話し始めました。
話し方が突然、「〜なんですよ」と丁寧語になったので思わず笑ってしまう。
きちんと「カメラの向こう側」を意識してるんですね。
撮ったばかりの映像を見せると、少しニヤつきながら自分の姿をじっと見つめ、そして反省点を話し出しました。
「画面から急にいなくなるとまずい」とか、
「黙ってる時間が長い」とか。
これには驚き。
おそらく、いつも見ているユーチューバーと自分の映像を比較したのでしょう。
その後も何回か撮影をしましたが、やがて「ちょっと時間かかるから一旦止めて」なんて言い出しました。
この発言は完全に、完成動画をイメージできています。
編集は代行する
さすがに彼は編集はできないので、僕が代行します。
息子が好きなユーチューバーの動画をチェックして、同じようなロゴやテロップ装飾をしてあげました。
ただパソコン上で完成ファイルを見せるのでは芸がありません。
実際にYouTubeにアップロード(限定公開)し、YouTube上で見せてあげる。
息子は大興奮!
呆れるほど何度も何度も再生していました。
作る系の動画は長くなるので難しい
その他、組み立てるおもちゃの動画も撮影しましたが、こちらは作業中に無口になってしまうので途中で断念しました。
それに、30分とか長い時間撮影し続けることになるので、工夫が必要です。
(2)スマホゲームの実況動画
次にトライしたのは、ゲームの実況です。
画面に声を入れるだけだとツマラナイ
スマホゲームをプレイする様子を、声も入れつつ画面録画しました。
※画面録画の設定画面で「マイクオーディオ」を「オン」にすると、周囲の声が収録できます(iPhone)。
ただ、これも「組み立てるおもちゃの動画」と同じで、時々ゲームに夢中になって、撮影してることを忘れてしまう。
また、それなりの長さを収録する必要が出てきてしまう。
ゲームの実況は専用アプリがあり、そちらを使うのが正解でしょう。
グリーンバック合成にも挑戦
ゲームの画面だけだとつまらないからでしょう、ユーチューバーのプレイしている様子が合成されたゲーム実況動画が多い。こちらもトライしました。
僕「なんでユーチューバーは画面の上の方に合成されてると思う?」
息子「下だといろんなボタンと被っちゃうよ」
ちゃんと分かってました。
<感想>
子供たちは、カメラを前にしても動じることがないんだな、と思いました。
小さな部品は、手のひらにくっつけて見やすいようにカメラに近づけたりと、好きなユーチューバーのモノマネをしています。
息子は最初、撮影された自分を見て、話し方が気になったようです。
何度か作るうち、話し方が改善されていくのが父親としても新鮮な驚きでした。
ユーチューバーを目指すかどうかは置いといて、撮影を通してプレゼンや話し方を学ぶことができる、と強く感じました。
人気ユーチューバーたちの話し方はとても参考になります。
声が聞き取りやすいし、言葉を選んで話している。
(制作的な視点でも、テロップの入れ方や見せ方も凝っているし、構成も面白い)
僕自身、講師をやるときは、相手から見えている自分を強く意識します。
話す内容はもちろん大事ですが、同時に、
「自分が相手にどう見えているか・聞こえているか」
「自分が相手にどんな印象を与えているか」
といったことも同じくらい大事です。
海外では小さい頃からみんなの前でプレゼンをする訓練をしてる、と聞いたことがあります。
現在の日本では、オフラインでユーチューバーになってみるのも、いい訓練になるだろうと思いました。
ユーチューバーになろう、といった趣旨のマンガ形式の書籍もいくつか出版されています。
目を通してみましたが、「限定公開にして大人にチェックしてもらう」「コメントは承認制にする」など、普段の動画づくりとは違った点が指摘されていて新鮮でした。
今後も時々、子供にやらせようと思っています。(というより、せがまれてます)
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オリカワシュウイチ
映像クリエイター/絵コンテコーチ
初心者の映画制作をサポートする活動を全国で続ける。埼玉在住。
仲間ゼロ・カメラ1台から映画作りをスタートし『映画工房カルフのように( http://karufu.net/ )』を立ち上げ、セミナーやワークショップを通して、これまで1000人以上に映画作りをアドバイスする。スタローンに生で会ったことのある広島県人。著書に『事例で学ぶ1分間PR動画ラクラク作成ハンドブック』『iPhoneで作ろう ビジネス動画の教科書』(共にペンコム)がある。
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