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Robloxでゲーム開発してみませんか?

本記事について

この記事はRoblox での開発に興味ある人を対象に書いてます。
また全ては個人の見解です。
見出しだけでもある程度分かるようになっていますので、ぜひ軽くでも目を通して頂けたらと思います!


Robloxとは?

ユーザーが自らゲームを作成し、他のユーザーと共有・プレイできるオンラインプラットフォームです。ユーザーは Roblox Studio というオンラインの開発環境でゲームやアイテムを作成し、そこから収益を得ることもできます。2024 年第 3 四半期における日間アクティブユーザー数(DAU)は前年比 27%増の 8,890 万人を記録している、未だ成長し続けている大規模プラットフォームです。

2024年第三四半期でのIR資料

要するに Roblox とは、

  • とてつもなく伸びている(前年比 27%増)

  • 大規模な(DAU が 8,890 万人)

  • UGC プラットフォーム(誰でも作って遊べる場所)

です。


定義集

エクスペリエンス ・・・ ゲームやワールド全体を指し、配下に複数のプレイスを作成できる。Unity・Unreal EngineにおけるProject。

プレイス     ・・・ エクスペリエンスを構成するそれぞれの環境。UnityにおけるScene、Unreal EngineにおけるLevel。

Robloxの凄いところ

Roblox が他のプラットフォームと比べ優れていると思う理由は以下です。

圧倒的なユーザー数

Roblox は他のメタバースやゲームプラットフォームと比べてかなり多くのユーザー数がいます。

参考サイト: https://www.matthewball.co/all/stateofvideogaming2025

運用にお金がかからない

Roblox はゲーム開発における必要な機能を基本的にすべて無料で提供しています。サーバーの維持費用やゲームの公開費用などはかかりません。
そのため個人でも企業でも実務的な参入障壁がほとんどありません。

クロスプラットフォームに対応している

PC やモバイル端末(Android・iOS)はもちろん、PlayStation,Steam などのコンソールや VR への対応もしています。 また公開の手順もシンプルで、数クリックですべてのプラットフォームに対して制作したコンテンツを公開することができます。

ドキュメントが豊富

開発者向けのドキュメントが豊富で細かな API の使用から初学者向けのチュートリアル、ゲームデザイン、運用など役にたつドキュメントが豊富に用意されています。(一部日本語非対応) また開発者同士でディスカッションや質問ができる場も活発で、分からないことを他の開発者に聞くことも容易にできます。

夢がある!

Roblox はゲーム版 Youtube と言われるだけあって、トップのクリエイターはかなりの収益を得ています。

公式ページによれば Top1000 クリエイターは、平均で 75 万3千ドルを年間で得ています。

参考サイト:https://create.roblox.com/docs/en-us/production/earn-on-roblox#experience-monetization


Roblox開発のススメ

開発環境がオールインワン

Roblox アカウントと Roblox Studio があればすぐに開発を始められます。 またクラウド環境の開発でチームで同時に制作することもできます。 こちらからインストールできます

日本人開発者がまだ少ない

日本でも急速にユーザー数が伸びている Roblox ですが、開発者の数がまだ少なく、ユーザー数の伸びに追いついていない印象です。 企業の参入も増えてはいますが、実際の最終的な開発者が大体同じような人・グループだったりするように感じています。 これはポジショントークですが、日本の開発者が増えてより良いエクスペリエンスが増えることで、企業の参入を促し、それがさらに他の仕事の機会やインセンティブを発生させ、好循環を作れるのではないかと思っています。

自由度が高い

Roblox は全体的にかなり自由度が高く、Http リクエストを利用した外部との通信も可能です。アバターを自転車に乗せたり、化物にしたり、空を飛ぶことも容易にできます。 自分のアイディアを実現する場所としては非常に優れているプラットフォームだと感じています。

オープンソースのライブラリが豊富

すべてのコンテンツが UGC コンテンツであるカルチャーであることも相まって、オープンソースのライブラリも豊富にあります。 個人的にびっくりしたのはWeb 開発用の React が Roblox の UI 作成で使用できたり、Typescript のコンパイラーで Typescript を Lua に変換することで型安全なシステムの制作もできることです。


サーバー構築を気にしなくて良い

サーバーが無料で利用できるのはすでに上記で述べましたが、サーバー、ローカルでの実装は同じ言語で同じように作業することができます。 Roblox Studio では実際に実行しているサーバーの状態をワンクリックで確認することもでき、保守など実務の面倒な部分をあまり気にせずシステムに集中できます。

収益の機会を増やせる

自分のアイディアをエクスペリエンスに落とし込んで、収益の機会を作ることができます。 また日本人の開発者も少ないため、ある程度習熟しているとフリーランスとしての仕事の機会も生まれてくると思います。 企業の参入が増えてくると Roblox の開発者として雇用する企業も増えてくるため、多方面から収益の機会が考えられます。

プログラミング学習としても優れている

海外の開発者は小さな時から Roblox をプレイしていて、そのまま自分でゲームを作り開発者になった話をよく聞きます。

また自分自身の実体験として、本格的にプログラムを学び始めたのは Roblox が初めてでしたが、 多くのプログラム言語では共通点があり、一度一つの言語を理解し始めると他の言語への学習コストも極端に下がります。
そのため実際に他の言語を見たときもなんとなく分かるようになりますし、調べながらであれば新しい言語でもある程度問題なく触ることができるようになります。

チュートリアルが豊富

Roblox の公式サイトでは初学者向けのチュートリアルが豊富に用意されています。 特に作りたいものがないけど興味がある人はここから始めてみるのが良いかもしれません。

遊びながら学習できる

Roblox では自分が作りたいものを作る理想的な学習が、自由度が高く始めるのが簡単な開発環境のため、容易に実現できます。

すぐに動かせる

実際作ったプログラムをワンクリックですぐに動かしてみることができます。そのためどこが悪いのか、どう改善すれば良いのかがすぐに分かり PDCA のサイクルが高速で回っていきます。

言語自体の容易性

Roblox 開発で使用するプログラム言語でる Lua は、シンプルで理解しやすい言語であるため初心者でも比較的スムーズに学習を進めることができます。

まとめ・宣伝

かなりざっくりですが、Robloxの開発の良いところをまとめてみました。

個人的にRobloxでの開発は環境も整っていて、夢もあり、現実的に仕事の機会もあ
るのでかなり熱いのではと思っています。


ただ日本の開発者が少なく、かつ実務レベルで開発している人はかなり限られているのが現状です。
日本のRoblox開発者全体のパイを大きくして、自分も得できればと思って日本の開発者向けのコミュニティも作りました。
興味ある方はぜひ、参加してみてください!!


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