見出し画像

父と一緒に熱海に日帰り旅行してきました! 旅行記vol.2

*注意 特に考えることなく、頓珍漢なことを述べたり、毒を吐くことがあります。やっぱり山椒魚だから毒を持ってるんですよ。

経緯

 3月7日、帰省中に家でゴロゴロしていると突然に父から言われた。

 「明後日年休だから日帰りでどっか行かねぇ?」と。

 「行く」と二つ返事で了解したものの、目的地はぎりぎりまで決まらなかった。正確には考えるのが面倒で、私と父ともに放置していたのだった。

 結局8日の夜という前日ぎりぎりに熱海に行くことに決まったのだった。

 私と父は性格や趣味からして割と似通っている部分が多く、旅のスタイルとしても特に日程を立てるでもなくその場のノリで行動しがちなのだ。つまりその特性上早朝に出発し、現地での行動時間を増やすという選択肢を取ることが多い。今回の旅行も埼玉の家を4時台の始発の電車に乗って出て、熱海駅への到着は朝7時頃という方針でお互いに即決した。

 ちょっとした余談だが私には妹と弟がおり、実家暮らし時代から弟とは同じ部屋。妹はほぼ繋がった部屋で寝ていた。今回帰省している際もその状態ではあるのだが、私は一度寝るとなかなか起きづらい体質で、多少の地震や騒音程度なら気にせず眠り続けてしまう。そのため普段はすぐに起きることができるよう、ソ連国歌という非常にやかましく不快な音源を目覚ましに用いているのだ。当然妹弟には不評なため「明日4時に起きるんだったら絶対に使うな」と釘を刺されてしまった。
 致し方ないため、今回はリビングのソファで寝たのだが。ここで事件は起きた。我が家で飼っている猫が夜中に腹が減ったことで私を起こそうと鳴き始めた。一瞬私は起きたが特に気にせず眠り続けた。しかし無反応な私に業を煮やした我が家の猫は、私の顔の上に飛び乗り、そして…

 屁ェこきやがった!!!!!

 凄まじい匂いに叩き起こされたので、即座に顔を洗って自分のベッドで寝ましたよ…。ちなみに当然起きれず父に起こしてもらいました。(申し訳ねぇ…)

当日

出発から熱海駅、散歩しただけの朝

 前述の通り父に起こしてもらい、すぐに着替えておよそ20分ほどで家を出た。始発の京浜東北線は意外なほどに人が乗っていて驚いた。とはいえ精々全座席が埋まる程度ではあるが…
 その後東京駅で東海道線に乗り換えたが、まぁ時間はかかる。父とは適当に雑談をして過ごしていたがさすがに睡眠時間が足りず、20,30分程度船を漕いでいた。
 東海道線内は20駅、約1時間50分乗り続けたわけだ。
 7時10分頃に熱海駅に到着。腹が減ったので、駅を出て一瞬見えた熱海城を目指して歩きつつ良さげな店を見つけたら入ろう、と父と話した。

 が…

 そもそも空いているお店を見つけられないまま、ロープウェーまで来てしまい、しかもロープウェーはまだ開いていない。
 その上、熱海城をまで上る道まで地味~な距離を歩かねばならないときた。
 
 一旦駅周辺まで戻るか…

何の花か分からないけど綺麗な花は見つけました。

意外と楽しかった来宮神社

 駅まで戻ろうかとなったが、時間はまだ8時前。単調に駅まで戻ったところで、自分たちと同じ暇人観光客と通勤通学する人(←あんまり見なかった)を見学するだけになってしまう。というわけで少し歩くが来宮神社に行ってみることにした。
 熱海って坂エッグいね…。

 クソ狭い歩道を父とちんたら歩き、8時20分頃に神社には到着した。背後には東海道本線と東海道新幹線の跨道橋があり、ひっきりなしに来る電車はここだけまるで時が止まっているかのように閑静な境内にその足音を響かせt…いや新幹線多くない!?

 左右に迫る竹林のトンネルを潜り抜けて参拝。普段なら御朱印集めが好きな弟のために御朱印を買ってから帰るのだが、今はまだ8時半。社務所が開いていなかったのだ。というわけで境内を出ようと歩いて行った。とはいえ時間はある。鳥居のすぐ近くにある、神社を詳しく解説した看板をじっくり読もうと考えた。
 するとこの神社には本州イチの大樹があるというではないか。本州イチという言いようはとても気になるし、樹高イチの樹木は京都にあったはずだからおそらく幹の太さのランキングなのだろう。

※あとから調べたことだがこのランキングは高さ130㎝で測った木の周囲長でランキングを取っており、日本一は鹿児島の姶良にある「蒲生の大楠」だそう。

 というわけですぐに戻ってきた。全く気付かなかったが、本殿の隣に細い道がありここから行けるようだ。

デカすぎんだろ…

 本殿の前に戻ってきた私たちは、結局方針を変えて社務所が開くまで待つことにした。すると神主さんらしき方が此方に来て、朝の祈祷?を行うから参加してみないかという。
 参加してみたところとても面白かった。祝詞を斉唱する経験は初めてだったし、玉串を捧げたりもさせてもらった。
 とても良い経験だったので是非!朝の来宮神社に行くことをお勧めします。ちなみに無料です。

結局何したんだか分からない

 祈祷を終え、御朱印を買ったので今度こそ神社を出て熱海駅に向かった。恋御籤をみて父に執拗に彼女はいないのか聞かれた。うるさ…

 熱海駅に向かうがそこにあるのは坂と狭い歩道。観光客来るのに道路が貧弱じゃありゃせんか?
 
 熱海駅に近づくにつれ増える人通り。熱海駅前の商店街は概ね開いていたので、少し見て回ることに。
 すると、有名なバターあんが!もうすぐ10時だったので並んでバターあんぱんとどら焼きを買った。どら焼きはめちゃくちゃ食いづらかったけど、本当に美味しかった!!!

ぶ厚すぎんだろ…

 その後私と父は来宮神社に向かう際見つけていた、丸七という都内で人気のかつ丼屋で朝食兼昼食を取ることにした。開店は11時だったため、近くの海沿いの公園でボーっと待つことにした。11時直前に店に着くように歩き、店に着く直前に、

私「どら焼きのせいで微妙にお腹が減ってない。」
父「はぁ?」

 というわけで、お腹を空かせるために歩いて熱海城に向かった。(馬鹿ですねぇ)

 歩道は無い、坂はきつい、おまけにクソ暑い。ひいこら言いながら30分かけて歩き到着した二人は、

 「「見覚えあるなぁ…」」

 それもそのはず。およそ10年前の家族旅行であまりのショボさに家族揃って落胆したそれだったのである。

 城と銘打ちながら別に歴史上存在したわけでもなく、金持ちが道楽で作った観光用のサムシングだったのだ。
 まぁ、苦労して歩いた先に見つけたものがシン〇レラ城Lv.1だったと思ってもらえれば。

 滞在時間僅か2分。

 結局帰りも歩いたため、駐車場を整理してたおじさんや、工事現場で交通誘導していたおじさんに奇怪な目で見られたのは間違いない。
 尚、自分たちが登ってきたきつい坂道をキャリーケース引っ張って登ってきたカップルとすれ違った際に、奇怪な目で見たので私と父も同種だろう。

これだけ食べて帰っても多分満足できる(本題)

 さて、もはや私としては本題にしても良いかつ丼屋だ。見出しでもネタバレしているが、かつ丼を食べてこれ程までに満足したのは初めてだった。
 運が良かったのか、特に待つことなく入れた。
 私は特上焼きかつ丼のハーフ、父は上焼きかつ丼を頼んだ。どちらも1800円。最初は高いと思ったが食べ終わればそんな考えは吹き飛んでいた。


 私の頼んだ特上の方はリブロースを、父の上はロースを使っているという。
 どれもいわゆる『卵閉じないかつ丼」だ。卵の上にかつがのっているため、衣のサクサク感は奪われずに楽しめる。
 そして本題のかつは低温調理された分厚っっっい肉を揚げている。そのためうっすらピンクの赤身部分は非常に柔らかく、しっとりとしていた。

 私と父は2切れずつ交換して食べあった。私はハーフにしなければ、父は2切れが小さくなっていなければおそらく食べきれていないだろうと話した。

 余談だが帰って妹と弟に写真を見せつつ話したら怒られた。うぇーい。

 もはや満足しきった私たちは、駅へと向かった。
 駅に入り、ホームで並ぶとすぐに電車はやってきた。この駅が始発だったため、無事座ることができた。朝早く起きたためうたた寝をしてしまったが、無事に家に帰ることが出来て良かったと思う。



 今回の旅行記はこれでおしまいです。
 次回は、ここまでチャリに乗っている様子が全くないため、以前の旅行記を思い出しつつ執筆してみようかと思います。

いいなと思ったら応援しよう!