1億総メディア化の時代 [May 27, 2021]
黒井:おはよう。昨日衝撃的なニュースが全国を駆け巡った。朝日新聞が2021年3月期の決算で11年ぶりの赤字に転落し、その赤字幅が441億円と史上最悪になってしまったそうだ。盤石なはずだった不動産事業でもってしても本業のメディアの大赤字を補えなかったわけだ。
朝日新聞、過去最大の赤字 コロナで苦戦―21年3月期
2021年05月26日21時28分
朝日新聞社は26日、2021年3月期の連結純損益が441億円の赤字(前期は106億円の黒字)に転落したと発表した。赤字は11年ぶりで、1879年の創刊以来、過去最大の赤字幅。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、新聞などのメディア・コンテンツ事業、不動産事業がともに苦戦した。
売上高は前期比16.9%減の2937億円、本業のもうけを示す営業損益は70億円の赤字(前期は23億円の黒字)。繰り延べ税金資産の取り崩しが発生したこともあり、純損益の赤字額が大幅に拡大した。事業構造改革やデジタル、不動産事業の強化を進め、22年3月期の営業黒字転換を目指すとしている。
朝日新聞がオールドメディアと呼ばれるようになって久しいが、これを機に今後のメディアの在り方について論じていきたい。
※News U.S. レポートは2020年8月24日に創刊された月額マガジンである。News U.S. の名にふさわしく米国の話題が中心となる。米国独立宣言の1776年をそのまま採用し月額1,776円としている。単独記事としての販売については3月から部数制限をやめることにした。価格は704円のままだ。これは独立記念日の7月4日に基づいている。これまで10年間米国で活動したりサイトを運営してきた中で、膨大な人達や情報に触れながら経験してきたすべてのことを少しずつ記していくための場所だ。黒井単独の企画となる。
ここから先は
4,760字
/
2画像
この記事のみ
¥
704
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?