引きこもり・ニートに親ができること(5) 「本人の意思を尊重しない?」
わが子が引きこもり・ニートになってしまったとき。
「本人の意思」を尊重するばかりでは、動かせないことがあります。
その理由の1つめは、本人の意思の不確かさです。
詳しくはこちら 引きこもり・ニートに親ができること(2)「本人の意思」の中身を知っていますか?
引きこもり・ニートの長期化で動く力が下がる、知識がないため素人判断の意思になっている、などの理由があります。
表面上の意思にとらわれず、子どもが本当はどうなりたいのかを考えましょう。
理由の2つめは、親子関係によるものです。
詳しくはこちら 引きこもり・ニートに親ができること(3)「本人の意思」を聞ける関係になれていますか?
親が奴隷や友達になっていると、子どもの心の中と口から出る言葉には隔たりがあります。
親が奴隷化しているなら支援機関へ頼み、友達になっているなら子離れをしてください。
引きこもり・ニートに親ができること(4)どうわが子に向き合えばいいのでしょうか
本人の意思尊重は、引きこもり・ニートになってから1年まで。
1年を過ぎたら、親が介入、決断することを考えてください。
決断したら、子どもに拒否されても、簡単には引き下がらないようにしましょう。
何より大切なことは、子どもを動かすことです。
子どもの口から出る意思を尊重することばかりを考えず、子どもを、親である自分自身をきちんと見てください。
必要に応じて、私たちニュースタートのような支援機関も使いましょう。
子どもの未来のために、いい決断をしていただければと思います。
ニュースタート事務局スタッフ 久世
次回の更新は6/15(月)、元引きこもりの筆者が、引きこもることの価値をいっしょに考えます。お楽しみに!
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