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「はぁ、バカじゃない?何、言ってんの。 東大に行けるワケないじゃん。はははっ」 KO卒の同僚に言われた言葉。 彼女は、世に言う、美人で高学歴で資産家に嫁ぎ、 自分の仕事も立ち上げている「勝ち組」です。 私が「うちの子東大に行くから」と、何気なく話した時のことでした。 彼女は冒頭の様に、大笑いしたのです。 (そりゃぁ、笑うでしょ、当たり前) その時、私は全く傷ついていないと言うと嘘になるかもしれないけれど 「ふふ〜ん、そう思うんだ」くらいに感じていました。 高学歴、美人
もう、かなり以前のこと。 とある方から、突然 『きりちゃん、 きりちゃんってさ、家族のことを書いて本を出版するよ。ふふ』 と、唐突に言われたのです。 は??? なんのこと? 私、自己開示が苦手だし、ましてや家族のことを書くなんてないですから! と、一笑して、終わり。 その方、実は、不思議なものが見える方。 それを仕事にはしていなくて、普通の経営者さんなのです。 普通と言っても、やはり私の周りの方は、普通じゃない。 あれこれみえるけれども、仕事にしていない、お金を取ったり
ゲンの通う公立高校は 毎年、高校側が引率して、東大受験へと、生徒全員を連れて行ってくれる。 だから、親はとても安心だ。 受験は団体戦だ、がモットーの高校だった。 先生方にお任せし、何一つ心配することなく、ゲンを送り出した。 いよいよ本番。 最後の試験だ。頑張れゲン! 遠く離れた場所から、ドキドキしていた、それしかできなかった。 受験を終え帰ってきた高校の、迎えの車中でゲンの言葉に耳を疑う。 ゲン「受験票を忘れた。」 えっ???今なんて言った??? 受験票???????
長男ゲンが2、3才くらいの頃 人気のパン屋さんで、当時大好きだった、アンパンマンのパンを買った。 朝食のテーブルに並べ、みんなでいただきますをし おいしいねぇと言いながら、ゲンを見ると ゲンは食べずにじっとパンを見つめたまま、動かない。 「どうしたの?食べないの?」 と聞くと 「だって、アンパンマンがかわいそう」と言ってポロポロ泣き出した。 大好きなアンパンマンだから食べることができない しかも、かわいそうという言葉に驚いた。 なんて、繊細な感受性を持っている子だろう。
「このままではいつか、危ない目に遭いますよ」 開口一番、先生の言葉。 また小学校に呼び出されたのだ。 今回は、前を見ずに走っていて、ガラスに顔面から激突したらしい。 あいにく怪我はないらしく、本人はいたって元気だそうだ。 ホッとして笑う私に、先生が言った 「お母さん、笑い事じゃないですよ、このままじゃゲン君、大変なことになりますよ。周りを見て注意することなんて全くないし、床にはプリントがいつも散乱しているし、机の中はゴミだらけ、なんとかしてください」 私「ははは、確かに