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昔はカッコよかったのになぁ

次男ショウが結婚する前の、(お嫁さんになる)彼女に初めて会った日

一連の流れの中でのことだったと記憶しているのだが

超オシャレでべっぴんさんの彼女に私の話をしていたのだろう
「母さん、昔はカッコよかったんだけどなぁ」と、彼女に言っているのがチラッと聴こえた。

介護真っ最中の時で、「ふぅ〜ん」と思っただけだった
今、改めてその時の会話を思い出してみると

「バリバリ働いていて、おしゃれでとてもカッコよかった」と言っていたようだ。

つまり、働いていた時と、今は全然違うと言っていたようだ。

確かに!!!
いつもデニムでおんなじ服装ばっかりだし、
化粧は毎日しているけれども、
家にいるので、緊張感は全くないし、
日常=仕事=家=普段の私になっている。

働いていた頃は、緊張もしていたし、ヨソ行きの顔で仕事していたから、
そりゃ家にいる今とは随分、いや全く違うはず。

たまたま、私が働いているところも見たことのあるショウは、その違いがよくわかっていたようだ。

今、あの時の働いていた自分を思い出すと、
いやー、全くあの頃には戻りたくない。

バリバリ働いていた、とよく言われていたけれど、バリバリの意味もわからないまま
がむしゃらに働いていた。

肩に力を入れまくって、ヨソ行きの顔をして、なんだか偉そうなことばっかり言っていた。
仮面を何枚もかぶっているような毎日だった。

介護生活を終えて、夫を旅立たせた今、
本当の意味ですっぴんになっている気がする。

仮面もつけていないし、
肩に力も入れていないし、
ヨソ行きの服も着ていない。

いまだにデニムにTシャツだし、
外に行くのも、旅行するのもおんなじスタイルだ。

おしゃれをしなきゃという気にならないし、
今の格好が心地よくて気に入っている。

人前に出るときは、
一応きちんと感を出そうとはしているが、
自分をよく見せようとか、考えてもいない。

働いているときは、

ホント、できもしないことをできると言ってみたり、
偉そうな態度でクライアントに諭してみたり、
ホント、穴があったら入りたい。

恥ずかしい限りで、申し訳ない限り。
みなさん、本当にごめんなさい。

思い出しても、恥ずかしいのあの頃の方が、
カッコいいのかぁ。

ふーむ、そう見えるのか、息子には。

今の私はハテ、どんな風に映っているのだろうか。

息子の答えを想像してみた。

働きもしない、
1日中家にいて犬と植物の世話だけしている、
家も相変わらず汚い、
おしゃれなんて全くしやしない、
この先どうやって生活していこうと考えているのか、
大丈夫なのか?
自殺なんてしないだろうな。
生きがいを見つけないとやばいことになるんじゃね?

と思っているに、違いない。
私も実際そう思うし 笑。

でもね、今の自分がいいのよ。
これまでの人生の中で、今の自分が一番、
地に足が着いていて、自然体でいられてとても心地よく生きていると思うのよ。

確かに、
無職で、
低年金で、
いつ生活保護になるかもしれないけれど、
今の私が一番好きだな。

そのうち、なんとかなるから、大丈夫!

きっと、息子にも今が一番いいね、と言ってもらえる日が来る

はず。

今日はふと、
息子の
「昔はカッコよかった発言」を思い出したので、noteしてみた。


価値観は人それぞれなので、
みんなそれぞれのカッコいいでいいと思う。


今の自分が一番カッコいいと思う!
一番のファンは、やっぱり私だな。
最強のファンを発見!
何があっても応援し続けるぞ!

ちょっとずつ、昔のことも思い出し始めてるいるので、またnoteしよう。

犬に棒灸をして、そろそろ寝る準備に入ろう。
シニア犬には棒灸。オススメです!
         (7ヶ月目)

新堂きりこ

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しんきり
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