見出し画像

PolyFlex TPU95-HFは本当に100mm/sで印刷できるのか?!?

先日紹介をしたPolyFLex TPU95-HFのサンプルを頂きました。
この記事はそのレビューとなっています。

パッケージ

水蒸気をシャットアウトするアルミ蒸着されたパックにフィラメントが入っています。パックはジップがあるので再密閉可能で。
TPUも水蒸気を吸収すると印刷品質が低下しますので、この辺りは非常にありがたい梱包です。

最初の数周を除けば非常にきれいに巻かれています。

とりあえず印刷してみよう

まずはAnycubic 4MaxProにテクダイヤ製のkaika604ノズルを付けた状態で試してみました。
徐々に印刷厚みと速度を上げていったのですが、温度は210℃で印刷速度100mm/s、レイヤー厚み0.32mmでテストピースが出力できてしまいました。
これは約10gのフィラメントを22分で吐き出すというTPUとしては驚異的なスピードです。
レイヤー厚み0.12mm、0.24mm、0.32mmですべてフロー95%で試していますが、押し出し量が不足する気配がありません。
押し出し圧力による潰れに強く、フローが安定しているようです。
ちなみに印刷推奨温度は200~220℃となっており、まだ余裕があります。


もっと普通のエクストルーダーで追試

ここから先は

970字 / 4画像

¥ 100

記事をサポートしていただくと、一層のやる気と遊び心を発揮して新しい記事をすぐに書いたり、3Dプリントを購入してレビューしたりしちゃうかもしれません。