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Stratasys よりカーボンファイバー入りABSフィラメント[ABS-CF10]が登場

StratasysはF123シリーズのFDM3Dプリンター向けにABSにカーボンファイバーを充填した[ABS-CF10]を発表しました。
提供開始は2021年4月からの予定とのことです。

ストラタシスとしては初のカーボンファイバー充填フィラメントのようです。
ポリカーボネート(PC)やポリアミド(PA)などに配合されることの多いカーボンファイバーですが、本品は珍しくABSに配合した製品となっています。
配合量は質量比で10%と他のブランドのフィラメントと比べると少なめです。

ABS-CF10は、カーボンファイバーのメリットと、ABS 3Dプリンティング材料の素晴らしい機械特性および使いやすさを兼ね備えています。生産現場のツーリング用途に適した優れた、強度と剛性のあるFDM用エンジニアリングプラスチックです。機械加工の代わりに、ABS-CF10で3Dプリンティングすることにより、ツーリングのリードタイムを大幅に短縮します。用途に応じて、金属をカーボンファイバーで強化されたABSと置き換えることができるため、より軽量で人間工学に基づいたツーリングを実現できます。可溶性サポートと組み合わせることで、ABS-CF10は、機械加工では不可能であった複雑な形状を再現できます。
- ABS-CF10 製品ページより

主要スペック

引張伸び率(破断):2.70 %
引張強度(破断):37.7 Mpa
引張ヤング率:3.342 GPa
曲げヤング率:3.76 GPa
アイゾット衝撃値(ノッチ付き) :51.4 J/m

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