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ANYCUBIC I3MEGAにカスタムファームを導入する

I3 MEGAのファームウェアはMarlin系列のファームウェアですが、バージョンが1.1.0と少し古めのファームウェアをベースにカスタムしたものになっています。
I3 MEGAの標準ファームウェアはヒーター温度のオーバーランでの自動停止などの機能が組み込まれていない等の少し不安なところもありますので、ファームウェアを書き換えて安全性と機能の向上を図りたいと思います。

導入するファームウェア

今回はThingiverseに公開されているMarlin1.1.9用のファームウェアを導入します。
非常によくできていて、作者の人がそのまま導入できるバイナリを公開しているので、導入も簡単です。
魅力的な機能としては
・ヒートベッドのPID制御
・手動によるメッシュベッドレベリングのサポート
・S字加速とリニアアドバンス
・TMCのモータードライバーのサポート(静かなやつ)
・フィラメントの交換機能
等々...いっぱいあります。
とりあえずダウンロードします。

下準備

事前にUSBのドライバーをダウンロード&インストールしておきます。
デフォルトのファームウェアをダウンロードしておきましょう。デフォルトのファームを焼けばいつでも元に戻せますからね。

ファームウェアの適用にはCuraを使いますのでもし使っていなければインストールします。

ファームウェアをアップデートする

Curaを開き、パソコンとプリンタをUSBケーブルで接続します。
上手く接続できれば
Settings -> Printer -> Manage Printers -> Update Firmware
から.ファームウェアのアップデートが可能です。
モータードライバーによってファームウェアが違うので、間違いないように選択してください。

XYE軸だけTMC2100を導入している人(私みたいな)はファームウェアを独自にビルドする必要があります。
説明をよく読んでビルドしましょう。

設定値の書き換え(MEGA-Sの場合のみ)

下記記事を参考にエクストルーダーのステップ等を書き換えます。
Thingiverseの方には下記のように書いてありますので3項目を書き換えて、保存します。
M92 E384 - set correct steps for the new extruder
M203 E30 - limit extruder feedrate
M204 R1500.00 - lower retract acceleration
M500 - save the values
I highly recommend calibrating the extruder as explained below.
下記記事のようにRepetier-Host使って変更すると簡単です。

追加の機能と使い方

良く説明書きを読んで、機能を使いこなしましょう。
魅力的な機能がいっぱいです。


記事をサポートしていただくと、一層のやる気と遊び心を発揮して新しい記事をすぐに書いたり、3Dプリントを購入してレビューしたりしちゃうかもしれません。