見出し画像

「塩田千春 つながる私」展へ行って

結論、終始涙が止まらずハンカチで顔を隠しながら観覧していました。
ずっと、胸が締め付けられる感覚。ざわざわする感覚。
ぶわっと入り込んでくる感じ。
美しいとかきれいとかそんなことを考える隙も無く。
私は今回、塩田さんも展覧会の趣旨も全くなにも知らない状態で行きました。

私は普段はかなりドライな人間です。感情論より理屈で考えるタイプ。
ただ世界を地球をずっと憂いています。
「美しくありたい心」で生きていくのがこんなに難しいことなのかと…

そんな自分の疑問と作品がぴったり嵌ってしまったのではと。

入ってすぐに込み上げてくるものがあり、涙が出そうになりました。
自分でも驚き、端っこへ行って気持ちを落ち着かせました。
それでも収まらず一旦流すことで落ち着いて、説明を読みに。
説明で再び込み上げてきて、鼻をつまんで我慢。

泣きたいとか、芸術家ぶりたいとかそんなの一切なく、不可抗力状態。
作品見る → 涙 → 落ち着く → 次の作品 → 涙 → 落ち着く → 以降ループ

くるくると回る大きな白い服。ざわざわとする感覚。
見ていいのかこれを、と思いながら見ていました。

芸術品を観覧しによくいきますが、このような感覚になったのは初めてで、
記録に残したくて書きました。

作品集を購入しましたが、もう少し感覚が薄れたころに見ようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?