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THE YELLOW MONKEY×news23小川彩佳 対談企画 ”最高にかっこいい”力の源とは・・・
番組のエンディングテーマ
「Changes Far Away」を歌っている
THE YELLOW MONKEYのみなさんを
取材しました。
結成から30年、50代になったみなさん。
今もなおエネルギーにあふれる姿を
見せ続けるのはどうしてなのか
その力の源に迫ります。
(2019年8月30日放送)
●廣瀬洋一さん
「実はアニー(菊地英二さん)とか」
●菊地英二さん
「オレかな?」
本当に笑いが絶えないバンドだ。
(全員が吉井和哉さんを指して・・・)
●吉井和哉さん
「やっぱりってなんなの!」
終始、無邪気なやり取りが続く。
結成から12月で30年。
いまは、メンバーで一緒にいること、
それ自体が“楽しみ”であり、“喜び”だという。
マイクスタンドを振り回し、
激しくかき鳴らす、ギターとベース・・・。
全員が50代とは思えないほど、
エネルギッシュなライブに観客は熱狂する。
現在は、20万人を動員する
全国アリーナ・ツアーの真っ最中だ。
●小川キャスター
「皆さんのステージをみてると、つややかで、
そこに軽やかさと肩の力が抜けたような感じが
加わっている最高の状態かと」
●吉井和哉さん
「やったな!」
彼らの力は、
いったいどこから来ているのだろうか。
●吉井和哉さん
「50代になって大事に思うものと
大事にしたいものがはっきりしてきて。
僕なんかはやはりメンバーがもう本当に
1人いなくなったら困るので」
●菊池英昭さん
「年齢を重ねてくると
できなくなってくることもあるので
でもそれをみんなそれぞれのかたちで
克服しようとして
それをみたときにまた違う味が感じられるので、
そこもまたひとつの楽しみになったりして、
どんどん転がっている感じがする」
今年4月には、アルバム「9999」をリリース。
ここに収録されているのが、
番組のエンディングテーマ
「Changes Far Away」だ。
●小川キャスター
「報道番組のエンディングに
使われると知ってどう思いました?」
●吉井さん
「いやーーーーね。」
●菊地英昭さん ●廣瀬洋一さん
「嬉しかったですね」
●菊地英二さん
「ちゃんと認識されたっていうか、
きちんとしたものとしてね。
異端じゃなくて、世の中の真ん中にいても
おかしくないような曲であり、
バンドなんだなと認識されたことが
すごく嬉しかったですね」
1990年代、次々とヒット曲を世に送り出し、
音楽シーンを席巻した、伝説のロックバンド。
しかし、すべてが順風満帆だったわけではない。
2004年、バンドは一度、解散を経験している。
2016年に、バンドは再集結。
実は「Changes Far Away」には、
10年以上にわたる「解散」状態から
得た経験が詰まっている。
●吉井和哉さん
「つらかったときがすごくあって、
やっぱりバンドが解散するときは
ファンもつらかったし、
我々もつらかったんだけど、
このまた再集結するという未来が
待っていたじゃないですか。・・・
●廣瀬洋一さん
「・・・
そんな僕らが50代になって再集結して
こういうニュースのエンディングに
使われるということで、すごく感慨深かったし」
30年の紆余曲折を経て、
互いを「家族のよう」と表現できる強さも
手に入れた。
●吉井さん
「良いバンドでしょ?」
●小川キャスター
「仲良しですね。」
●廣瀬洋一さん
「あ~そうかもしれないですね」
●吉井和哉さん
「嫌いなところもいっぱいありますよ笑」
●菊地英二さん
「家族って別に嫌なところがあって嫌いとか
そういうの関係ないじゃないですか・・・
●吉井和哉さん
「『逃れられない』みたいなね。ははは」
今回のツアーでは、公演ごとに、
トランプの4つのマークが割り振られている。
●吉井和哉さん
「何種類かのメニューで
展開できたらいいねっていう
話になってそれで4種類のメニューっていう
そしたらマークを考えましょうになって・・・
本来ならひとつの公演の曲順や
演出を覚えるのも大変なはずだが、
4種類の違う内容をあえてやる。
彼らの挑戦は続いている。
12月からは、キャリア最大規模となる、
ドームツアーも行われる。
全員が50代となった今…。
見据える新たな“未来”はどんなものなのか。
●菊地英二さん
「よくよく調べてみたら
『青春』の後は『朱夏』・・・。」
●吉井和哉さん
「たまにこういう知識出すんですよ」
●菊地英二さん
「その先。体は衰えてるけど
脂はのってますみたいな」
●菊地英昭さん
・・・なんなんだろう、
でもまだ前を見てたいし」
●廣瀬洋一さん
「再集結後にちゃんと皆さんに祝福して
頂けるような活動をやってこれて
これでもうすべて心置きなく
本来のTHE YELLOW MONKEYの・・・
●吉井さん
「そうだね」
●廣瀬さん
「そういう気持ちに溢れているので」
●吉井和哉さん
「やっぱり得たものとかもらったものを50代、
40代の終わりから『返していきたい』と
どっかで思ったんですよね。
楽しみたいのもあるけど、返したい・・みたいな」
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小川)
今が最高という感じのみなさんですが
50代のロックバンドだと渋みとか
いぶし銀の魅力が前面に出てくるのかと
思いきや、
みなさんのステージは驚くほどビビッドで
衰えを感じさせなくて、
豊かさと新鮮さが同居しているような
驚きがあるんですね。
ブランクを経て再び4人が同居できる喜びと
お互いへの深いリスペクトが
そうさせるのかもしれないなと感じました。
人との出会いや年月は想像を超えて
すてきな景色の見える場所に
人を連れて行ってくれるのかなと
感じさせる
“最高にかっこいい”
4人のみなさんの姿でした。