【現場から、】豪雨被災地の「こども食堂」"遊び場"のない子どもに笑顔を!
西日本を襲った豪雨の被災地では、
子どもたちの遊び場にも
土砂が流れ込みました。
夏休みに入っても
遊ぶ場所のない子どもたちを
元気付けようと、
ある取り組みが始まっています。
(NEWS23 2018年7月31日放送)
出来立ての手料理に
行列を作る子供たち。
無料で食事を提供する
「こども食堂」です。
広島市の中でも
特に被害が大きかった
安芸区のスーパーの2階に
オープンしました。
避難所などの限られた食事で
ストレスを抱える
子どもたちも多く、
見かねた女性たちが
この食堂を立ち上げました。
食材のほとんどは
全国の農家などからの
寄付です。
豪雨災害のため
早めの夏休みが始まっていた
子どもたちにとっては
もうひとつ深刻な問題が・・・
柏木理沙記者:
「子どもたちの
遊び場となる児童館も被災しています。
遊戯室はまったく使えない状態です。」
夏休みには
1日30~40人が利用する
児童館にも
大量の土砂が流れ込みました。
小学校や幼稚園も多くが被災し
グラウンドで遊ぶこともできません。
いつもとは違う夏休み。
「こども食堂」は、
そんな子どもたちの
遊び場にもなっています。
「こども食堂」には
勉強ができる
「寺子屋」スペースもあります。
ボランティアは
宿題を教えたり
遊び相手になったり。
リラックスして遊べる空間を。
被災地の子どもたちが
笑顔になれる
居場所づくりが
始まっています。